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【カレーのジュク2019】奈良のインドカレーPraanaのジュク

ちょっと日が経ってしまいましたが、5月20に小伝馬町のレンタルスペース
社員食堂Labで開催したカレーのジュクのレポートをお届けします!今回は、奈良菖蒲池のCurry処Praanaの泉尾シェフによるカレーのジュクでした。


Praanaとジュクの物語
カレーのジュクのメンバーが奈良を訪れた際に、出会ったのが菖蒲池のCurry処Praanaでした。「チキンフレッシュ」と言う看板メニューを食べた時に、感動し、ジュクをお願いできないかと即座に申し込みました。そして昨年泉尾シェフに、ジュク初の「おまねきシリーズ」として、カレーのジュクを開催していただきました。

なので、今回で2度目のジュクとなります。今年で9年目を迎えたpraanaのカレーは、美味しいだけでなく、身体のことも考えた調理やインド料理店には珍しくコドモカレーがあったりと、泉尾さんの優しい人柄が味にも、そういった気遣いにもあらわれています。



今回のジュクでのチャレンジ
今回はお店の味ではなく、今年3月のインド滞在でinspireされた味を再現するチャレンジをジュクでやってみたい!という泉尾シェフ。ケララ地方のマラバールエビカレーを現地の味をそのままではなく、そこに泉尾さんご自身の味を足してチャレンジしてくれました。

Praanaのカレーの特徴は、なんと言っても、タマネギ焦がしの丁寧さ。
底を焦がさないように、常にきべらをかき混ぜながら。そして、水分がなくなってきて、焦げるか焦げないかの瀬戸際を見極めて、また水を足す。この攻防を3〜4回黙々と、丁寧に繰り返します。

マラバールのエビカレーは、エビの殻で出汁をひいて、時間をたっぷりかけて、ひたすら煮詰めていきます。この煮詰めていく工程が、丁寧に、でもしっかりと攻めて、玉ねぎを炒める前回の姿と重なり、やはりプラーナの根底はこの工程にあると感じました。

お店の仕込みの大半の時間は、この玉ねぎ炒めの時間だと言う泉尾さん。
玉ねぎを炒めていて、「なにやっているんだろう?」と考えてしまう時期が独立後にあったんだそうです。しかし、そうではなく、「変えよう!楽しくやろう!」と思えるようになってきたら、お店も軌道に乗り始めてきたんだそうです。その人の思考が、カレーに反映されるんですね。一見、この玉ねぎ炒めは非効率に見えるのですが、お店の、泉尾さんの味を出すためには、この工程は欠かせないといいます。

今回教えていただいたマラバールエビカレーは、通常メニューにはないものなので味わえませんが、泉尾シェフのカレーを食べに、ぜひCurry処Praanaへ足を運んでみてください!

今回教えていただいたカレーたち
マラバール海老カレー / レモンライス / アチャール /マンゴープリン


カレーのジュクは、カレーの学校3期卒業生5名で活動しています。
なので、ジュクへの参加は、卒業生優先の場合があります。卒業生以外方も参加ができる会ももちろんあります!基本的に、Facebookページで随時情報をお届けしていますので、よかったらフォローをしてみてください!

いただいたサポートは、羊のロッヂメンバーやカレーのジュクでお世話になっているシェフたちに差し入れ代として大切に使わせていただきます!