毎日、同じことの繰り返しを続けられるか?

「将来は、地元でカフェとか小料理屋とかできるといいなと思ってるんです。」

初対面の人などに、「お店をやってます!」と言うと、こう言われることが多い。お店の仕事のひとつひとつは、実は、とても簡単で、地味なことが多い。誰にでもできることを、一つ一つきちんとやる。その積み重ねで、お店ができている。

地味な日々の仕事を繰り返すことで、お店ができる。その作業の中に、やり甲斐や楽しさを見出せること。他人を思いやり、感謝の気持ちを持ち続けられること。それをコツコツと辛抱強く、やり続けられること。お店をやり続けるためには、辛抱強さと楽しさややりがいを地味な仕事の中から見出す必要がある。

また、お店は、お客様がいなければはじまらない。来るか来ないかわからないお客さまのために、準備をする。それが報われない日もあるし、お客さまに来てもらってからサービスをして、満足してもらえて報われる日もある。

「来てくれて、ありがとうございます!」の感謝の気持ちが一番にくるのが当たり前のはず。でも、毎日繰り返しの仕事をやっていると、その気持ちを忘れてしまうこともあるというのが正直なところ。

じぶんたちの仕事をとおして、お客様を笑顔にできているか、満足されているのか、そうではないのか。本質はそこにある。お客様が笑顔になって「美味しかったよ〜。また来るね!」の一言をもらう。そして、またお店で再会できるのが、この仕事の楽しみだ。初心忘るべからず、人に喜んでもらえるような仕事をしたい。

この初心を忘れない人こそが、お店を続けられる人だと思う。
これは、誰にでもできること。だから、お店は、誰にでもできるはず。でも、このことを忘れ、数字と闘い、商品だけと向き合うようになってしまうとお店が続かなくなってしまう。
誰にでもできることを、ちゃんと続ける。これは、お店に限らず、どんな仕事でも大切なことなんだと思うのです。

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
なにかすこしでもおすそわけができてたら、嬉しいです!

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