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地方自治小景 5

毎日書こうと思っているのだが、なかなかに難しい。

地図のどこに線を引くのか

物理的な空間に行政域を概念として設け、この線で囲まれた範囲が○○市です。そしてそこで生活の主たる拠点がある人を住民として登録します。その住民の福祉の増進のために税を集めて行政を実行しますということなのだが、どうして○○市の範囲はここからここまでなのか?と問うてみると、なんだかよくわからなくなってくる。そして、○○市では受けれるサービスが××市では受けれないなどということもざらにあるのである(多くの人があまり知らないだけで)。これもなんだか変な話と言えば変な話ではないだろうか。どうしてこのような差分が発生することが許容されているのだろうか?
行政サービスは全国一律ではなく(そのほとんどが)、そのサービス提供者はよくわからない理由で地図の上に切り取られたある地域に設置された特殊な法人が、これまた特殊な方法でたまたまそこで生活しているからという理由で集めた資金で運用されている。こう書いてみるとその動作原理からして独特であり行政について考える際は民間企業での発想や考え方はむしろ邪魔(その実態を正しく理解するには)なのではと私は思っている。



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