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【OW2】対戦ゲームのメンタリティ・技量の発揮

 タイトルはメンタリティだけども、抽象的な精神論ではない

 OWってのは対戦ゲームで、それに勝ちたい・上手くなりたいというのならば、それに沿った考え方をしていく必要がある。
 そういう考え方のもと、具体的にどういうプレイをしていくか・目指していくかを考えていこう。

 もちろん初級者~中級者向け
 またサポートに説教してる?気のせいです。ポジティブな話。

※内容は今までの記事と重複するものも多くあります。画像も使いまわし。



※注:勝つため・上達のため

 はじめにも書いたけども、この記事はOWというゲームで勝てるようになりたい・上手くなりたいという場合に、どういうような考え方でプレイングを改善していけばいいかという話。

 なので、少し嫌な言い方かもしれないけども、あんまり上手くなる気が無いですよ、なんとなく遊べれば楽しいですよ、というプレイを否定するつもりもないし、それはそれでいいと思う。
 公式キャスターの人もOWはパーティーゲームて言ってたし。

 私も今はほとんどそうだ。クイックマッチで遊んでれば楽しいし、自分の勝利や上達のためというよりは、そういう試合でいろんなプレイヤーを見て記事を書く方を優先している感じもある。


 しかしこの記事ではそういう遊び方ではなく、勝つため・上達のためにはどうやっていこうか、というのを書いていきます。


◯OWは対戦ゲーム

 これを忘れちゃいけない。OWは対戦ゲームなんだ。
 すなわち、自分(たち)と相手で対戦して、強いプレイをしたほうが勝つんだ
 当たり前のことなんだけど、この基本をしっかりと胸に刻んでおこう。

 他のゲームや、スポーツなんかと同じだ。相手と対戦して、お互いに技量を発揮し合って、勝負が決まる

野球。ピッチャーの投球とバッターの打撃で対戦する。
バッティング技術が上だったら、ヒットやホームランが打てる。
将棋。お互いに攻め、守り、読み合う
それが優れたほうが勝つんだ。
格闘技なんてまさにそうだ。
相手のパンチを躱し・ガードし、自分のパンチをヒットさせる。
もちろん防御力やスタミナ・タフネスも重要。
それらの能力が相手より上回っていれば勝てる


 OWも同じ。対戦する。力量・技量をぶつけ合う
 チーム対戦ゲームだけども個人の話で言えば、そうやって対戦して、自分の発揮できた技量が相手よりも上回った場合、勝利することができる

ーーー

◇相手を・味方を上回る

 ただカジュアルに遊んで楽しいというならそれでいいけども、「対戦して勝ちたい、レートを上げたい」というのならば、自身の発揮する技量が相手を上回る必要がある
 あるいはOWのようなチーム対戦ゲームの場合、味方をも上回る必要がある

 自分のレート相当のプレイングをしていてもレートは上がらない。運によって多少上下するぐらいだ。
 レートを上げたいんだったら、そのレートでマッチした味方や相手よりも上回る技量を発揮する、上手いプレイをする、要するにキャリーする必要がある。

(※ただし、これは野良のマッチの場合。上手い人たちとカスタムマッチをするとして、「とりあえずその試合で貢献したい」というのだったら、足を引っ張らないようなプレイでも良いかもしれない。)

 
 そういう「キャリー」が必要なわけだが、それは単純に相手に攻撃しまくってダメージやキルを取ることだけではない。OWは様々な要素で戦っていくゲームだ。キャリーの手段も様々
 
 ともあれ、そのマッチにおいて「自分のプレイング・技量の発揮による貢献が、相手や味方を上回る」というのは、キャリーするという行為に共通することだろう。

シルゴル帯の試合だとして。

 シルバー・ゴールドぐらいのマッチにおいて、自分がプラチナ級の技量を発揮できれば、その試合はキャリーできるだろう。

 (※「『レートが』プラチナの人」が下のランクでプレイするってんじゃなく、シルゴル帯のマッチで『プラチナ級の技量』を発揮して相手を上回ろう、って話。)

 それができれば勝てるし、レートが上がるってのはそういうことだ。そういうプレイができるプレイヤーが上に上がるべき。
 技量がシルゴルのままなのにレートだけプラチナになったらおかしいでしょ。

 だから、勝ちたい・レートを上げたいんだったら、そういうプレイを目指していかなきゃならない
 味方のシルバー・ゴールドのプレイヤーじゃできないようなプレイをして味方をキャリーし、相手のシルバー・ゴールドのプレイヤーじゃ受けられない・止まらない・倒せないような技量を発揮する、それを目指し、できるようになれば勝てるようになり、レートも上がる。


◯具体例

 今までの話は概念で、抽象的。具体的にどういうことをやっていくか。

 もっとも単純な例は、ダメージロールがダメージやキルで上回ること。
 自分がキャスディで、相手にもキャスディがいる。だったら、相手のキャスディよりもたくさんダメージを出して多くのキルに貢献できればいい。
 タイマンする状況になったら、自分が撃ち勝てばいい。もちろん状況判断で、その場では撃ち合わないかもしれない。その判断能力でも上回れば良い。

相手を倒せばいいんだよ。
対戦ゲームなんだから。

 もちろんダメージロールといえどそれだけではない。キャスディならダメージやキルが重要だが、他の働きが重要な場面・ヒーローもいる。
 そうならば、それで相手を上回れば良い

 「相手はウィンストンの単独ダイブだけど、自分はトレーサーも使えるから合わせられるぜ!」というのなら、ダイブができない相手よりも上回ることになる。
 「相手は射撃系ヒーローで撃つことしかできないけど、自分はゲンジを使えるから高台のエリアを制圧できるぜ!」というのでも、相手を上回ることができる。

こちらのダイブの方が上だ!
ゲンジ止めらんねえよなあ!

ーーー
 もちろんダメージだけじゃない。
 私はタンクをやることが多いけども、そもそもが強いタンクというロールの特徴を活かして、相手を上回ろうとする。
 
 ウィンストン・ボール・ドゥーム等のダイブ系タンクを使うとき、「お前らじゃ止められねェだろ!?」ってメンタリティで、そういうプレイをしなきゃならない。
 そういうプレイをし、技量が発揮できれば試合には勝てるしレートは上がる。できないとレートは上がらない。

 だから、そういうプレイをしなきゃならない。ダイブタンクを使ってて「相手に止められるかもしれないから…」なんてウジウジしてても仕方がない

アナのスリープを躱すぜ!
味方ができないんだったら、自分でやればいい
相手を殴る、攻撃を盾で防ぐ、チャージで押しつぶして、シャターで壊滅させる。
やってることは格ゲーみたいなもん相手と戦って、自分の方が強かったら勝つ


 もちろんタンクなのでそういう直接的な対決だけではなく、相手を抑える・エリアを広げるというような技量もある。
 私はエイム・フィジカルがうんちなので、そういう部分で戦ってる。

プレイヤーには様々な技量があるけど、私はこのグラフだと赤。
ピックプールや立ち回りで相手を上回って勝とうとしている

 「みんな正面で戦いがちだけど、私ならここまでサイドに展開できるぜ!」「相手がピック変更しても余裕で対応できるぜ!」と。 

ーーー

◇上手くいかない

 もちろんそんなに簡単に上手くいかない。スマーフしてるんならともかく、適正レートなら毎回上手くいくもんじゃない。
 発揮される技量は様々。エイム・フィジカル・ハンドスキルだけでなく立ち回りのことまで含めれば実に膨大で、簡単にマスターできるようなものではない。

 なんだけども、そういう上手くいかないことを上手くいくようにするのが対戦ゲームの本質で、上達に繋がることだと思う。

 「エイムという自分の技量」が足りなくて勝てないんだったら、エイムを鍛えれば良い。
 「ピックプールという自分の技量」が足りないんだったら、他のヒーローを練習してもいい。
 「状況判断能力という自分の技量」が足りない・適切なことがわからないんだったら、上手い人に聞いたり動画を見たりすると良いかもしれない。

 それらは、ゲームで発揮する自分の技量を高めるために必要なことだ。
 そうやって高めた技量を発揮して、マッチに勝つこと・レートを上げることを目指していく。


◯よくない例

 さて、ここまで書いてきたことは当たり前のことばかりだと思われるかもしれない。
 だけども、あまりレートの高くない初級~中級のプレイヤーの方たちで上達に行き詰まっているのなら、改めて自分のプレイングを見返していただきたい。
 本当にそういうプレイができているか?そういうプレイをしようとしているか?と。

 特に、いつもいつも申し訳ないんだけど、サポートプレイヤーの人。
 OWというのは対戦ゲームだから、相手と戦って、発揮される技量によって相手を上回らなければならない
 レートを上げたいんだったら、味方も含めて、そのレート帯での平均的なパフォーマンスよりも上回った技量を発揮しなければならない

 では、自分はいったいどういうプレイをしているだろうか。どういう技量を発揮して、相手に勝とうとしているだろうか。

ーーー
 典型的な例として、「ヒールする」という行為。
 「自分は必死にヒールしてるのに!」というサポートプレイヤーもいるかもしれないけども、残念ながら、基本的に味方をヒールするというのはこのゲームで最も簡単な行為だ。
 
 味方はヒールを避けない、自分は後ろの方にいるから相手から撃たれない、オートエイムのヒール手段も多く、最もエイムが必要そうなアナでさえ他のヒットスキャン弾よりも当てやすい。
 その能力で優劣がつくことはほとんどない

 典型的なのが、キリコで御札をばらまくという行為。

後ろの方で、ぶわーってしてる。

 このプレイングで、優劣がつくだろうか
 同じレートの他のプレイヤーは、同じマッチの相手のサポートは、こういうヒールができていないのか?
 そうならばコレをやっていれば上回れてレートも上がるが、もちろんそんなことはないこんなこと誰でもできる

 「ヒールだけしてちゃダメだ」とか、今はそういう話じゃあない。基本的にヒールは簡単な行為だけども、もちろん差がつくこともある。
 「マーシーで戦場を飛び回って相手の攻撃を躱しながら的確にヒールする」とか、「前線で飛び回るゲンジやエコーに、アナの正確なエイムでヒールを届ける」とか。

マーシー落とせねぇぇ!
前線のゲンジ・エコーを的確に撃ち抜きヒールする
トレーサーは眠らせる。

 こういう行為が、相手のしている行為よりも上回っているか同じレート帯のサポートプレイヤーよりも優れているかによって、自分がその試合に勝てるか・レートが上がっていくかに関わってくる。
 ヒールができているかだけでなく、そのヒールやそういう戦い方自体が的確か、傑出できているかということも含めて。

 あまりレートの高くない、特にサポートプレイヤーの方は、ぜひリプレイで自分のプレイを見直してみてほしい。
 その試合で、あるいはひとつのウェーブで、自分のどのような技量を発揮して相手と戦って勝とうとしているだろうか
 このプレイによりウェーブに勝った、あるいはこのプレイができなかったから負けたということに、そもそもなっているだろうか。

 「ヒールが間に合わないからヒールするしか無いじゃん」という人もいると思うが、過去に散々書いてきたけども、ヒールしかしてないからヒールが間に合わなくなるんだ。

 さらに中長期的に考えた場合、自分はそのレートの他のプレイヤーと比較してどういう点で優れ、レートを上げて行きたいのか
 他のプレイヤーだと勝てない試合を、自分がいれば勝てるようにしたい。そうすればレートが上がるわけだが、どういう技量で勝たせようとするだろうか。


◯じゃあどうするか。

 どうやってもいい。自分の得意なことを伸ばしてもいいし、苦手なことをなくしても良い。
 手段は問わず、どうにかして自分の技量を発揮し、戦って相手を上回ることで試合に勝てるようになるし、同じレート帯よりも優れていればレートが上がる。

◇例

 私の場合ほぼタンク専なのでサポートはほとんどできない。しかし、サポートをやったらすぐにレートが上がった。
 そこで私が発揮した技量は、タンクの経験による戦うという行為だ。

 エイムやピックプールがなくたって!こちとらにはタンクで培ったエリア意識と!無敵の移動アビリティがあるんだから!負けてらんないのよ!アンタたちにィ!

味方が下がる?じゃあ私が抑えるよ。やれるさ。
相手のゲンジと戦って勝てば、試合にも勝てる。
味方が来るまで私が耐えてエリアを広げさせねえ。
相手がドラゴンとともに進んでくるけど、キリコでゲンジやイラリーをギリギリまで抑える。
この前抑えはプラチナくらいのサポートにはできまいよ。

 低~中レートではこういうプレイをするサポートはほとんどいない。あるいはサポートだけでなく、タンクもあまり上手くないのでエリア管理が甘い。
 だからこそ、自分がそういう技量を発揮して貢献できていた。上の画像のように、使用ヒーローは主にモイラ。抑えて、無敵で逃げる。そういう長所を発揮するんだ。
 別にモイラが強いヒーローだとは思わないけど、技量・長所を発揮できないアナやキリコよりは、戦って相手を上回ることができる

 ※もちろんレートが上がれば発揮しても通じなくなる。そうならば精度を更に上げたり、別の技量を鍛えていかなければならない。

ーーー
 あるいはアナ
 私はアナをやらないしできないけども、やるんなら発揮する技量はシンプルだ。強引にスリープや阻害瓶を入れに行く
 エイムじゃ勝てないから、そういう要素で勝ちにいく。

後ろの方でスコープを覗いてるアナはたくさんいる。
それで相手に勝てるのか?同じレート帯の他のサポートより傑出できるのか?
タンクなんて寝かせれば終わりなんだ。寝かせて前に出て、阻害瓶を入れに行く。
低~中レートで、これができるアナはほとんどいない。
私ができるというわけでもないけども、狙うことはするよ。

 サポートで言えば、「後ろの方でヒールする」「安全に立ち回る」という行為は誰でもできる。それだけで相手を上回ったり、同レートで傑出することはできない。

 書いている通り、OWという対戦ゲームで勝つためには、相手と戦って上回るようなプレイをしなければならない。
 特に、正面にいる強力なタンクへと的確に技量を発揮できれば、かなり有利に戦うことができる。
 タンクは強力だけども、行動やアビリティを把握しておけば怖いことはない。
 ザリアのバリアホッグのフックやテイクアブリーザーの使い方を見ていれば、特にアナでは瓶やスリープでカモることができるはずだ。

 そういう技量を発揮して相手よりも適切な行動ができれば、試合にも勝てるようになる。
 そのためにはタンクのことを知る必要がある。どこでどうアビリティを使うのか、どのタイミングで攻められたらキツいのか。タンクやろうね!

ーーー

補:「エイム」に注意

 どういった技量を発揮して勝っていこうか、という話だった。
 そこで、「自分はエイムに自信があるから、そこで相手を上回りたい」という人がいるかもしれないが、それには注意が必要だ。

 この記事では単に「技量」ではなく、「技量を発揮する」というような表現を繰り返し用いている。
 エイムだとわかりやすいが、外部ソフトや練習用のワークショップで鍛えてエイムが良くなっても、それが発揮できていなければ意味がない

 自分では「エイムに自信がある」と思っていても、実際には同じレートのプレイヤーと比べれば、エイムが突出して良いわけでは無いかもしれない。だったら、もちろんそこで勝っていくことはできない。

 あるいは、本当にエイムがいいかもしれない。その場合、「そのレート帯でエイムがいい=他のプレイヤーはエイムが悪いのに同じレートにいる」のだから、エイム以外の要素に重大な問題があることになる。そのせいでエイム力が発揮されていないのだ。

 もちろんエイムは良いに越したことはないし、エイム力を上げていくことは重要だ。
 しかし、それが実戦で発揮できていなければ意味がないし、単純なエイム力だけではその部分で相手を上回って勝つことはできない。勝ててないからそのレートにいるんだ

 エイムに自信がある人ほど、重要なのは・改善するべきなのは、そのエイムをどうやって発揮するか、すなわち立ち回り味方との連動、撃つ対象やタイミングのような要素だ。

 アナでどんなにエイム練習しても、ベタ足のタンクを後ろから撃ってるだけでは、エイム力は全く発揮されない。


◯発揮する技量を知るために

 ここまでの振り返り。
 OWは対戦ゲームだ。自分の技量を発揮して相手と戦って上回ることができれば勝つ。同じレートのプレイヤーよりも傑出していれば、レートが上がる。
 どういうプレイングで上回ればいいかの例は上に色々と紹介したけども、もちろんそれだけじゃない。プレイヤー、ロール、ヒーロー、レート帯によって様々で、何をすればいいかなんて決まってるもんじゃない。

 んで、自分で明確に目的・目標があるんならそれを練習して実践していけばいいんだけども、それがわからない場合も多いと思う。
 初級者~中級者の場合、技量を発揮しろって言われたって、具体的に何をどうしたらいいのかわからない、って場合も多いだろう。

 その場合、もちろん上手い人に聞くとか、リプレイコーチングを依頼するとか、動画・配信を見るとか、そういう手段はもちろん有効だと思う。

 だけどもここでは、「勝った試合のリプレイで相手を見る」という行為をオススメしたい。
 自分のプレイを反省するのは難しい。もちろん見直してわかることもあるけども、プレイ中は自分では正しいと思ってやってるわけだし、負けた試合だと味方に文句を言いたくなることも多いだろう。チームゲーなんだから、味方が悪いだけという場合もいくらでもある。

 だからこそ、勝った試合での相手を見るんだ。勝った試合だから気分良く振り返りができる。
 んで、勝った試合って自分が上手くできたことも多くあるんだけども、相手が上手くいかなかった場合ってのも非常に多い

 「アビリティ使えてないねえ」「このヒーロー出せばいいのに」「サイドに広がれんかねぇ」「味方について行きなよ」「早くULT使わなきゃ」「すぐ逃げちゃダメだよ」とか、そういうプレイはいくらでも見つけることができると思う。

 同じロールのプレイヤーを見て反面教師にしてもいいし、自分がやらない別ロールのプレイヤーのことを知ることができるかもしれない。
 「別にタンクとか大した事ないじゃん」「このレートじゃアンチピックとかできねえか」「エイムもフォーカスも全然甘いねぇ」といったことがわかれば、自分の立ち回りに活かすことができる。

 それこそ、上に例で挙げた私のモイラのプレイングなんかはそうだ。「エイムもフォーカスも甘いからどうせ死なねえよ」ということを知ってるから、前に出て戦える
 「このレートのサポは後ろの方でヒールしてるだけだから、自分が前に出て戦えば人数有利じゃん」という意識で、そこで相手を・同レートのプレイヤーを上回って勝とうとするプレイングに繋げられる。

 相手のことがわかれば、あるいはそのレート帯の一般的なプレイングがわかれば、それに対して勝つような・上回れるようなプレイングがどういうものかがわかるかもしれない。

ーーー

 表現が悪いけど、多くのプレイヤーはもっとナメたプレイしてもいいと思うよ。
 クイックマッチとかでやってみよう。ビビらないでも、思ったより死なねえから。

突っ込んで高台のバティストを下ろす。こういうプレイしていいんだよ。
こういうことをして死なないような技量を身につけるんだ。

ーーー
 上手い人のプレイングは参考にはなるかもしれないけども、自分もそれができるわけではないし、自分のレート帯に必要なことではないかもしれない。

 だからこそ、自分が戦う相手・同じレートのプレイヤーの技量を知り、何ができて何ができていないかを知れば、自分がどういう技量を発揮すれば相手に勝てるかがわかるようになるだろう。

ーーー

◇追記:「自分が」何をするか

 大切なことなのに書き忘れてた。
 過去の記事でも用いてる表現だけども、重要なのは何が正解かじゃあなく、自分に何が必要か・自分が何をするかってこと。
 
 正しいこととか、一般論的な正解みたいなものはある。しかし、それを知ったところで何にもならない。自分が上手くなって勝つことが目的なんだったら、自分が何をするかが一番重要なんだ。

 だから、構成だのヒーローの強さだのはどうでもいい。クソどうでもいい。強いと言われている・・・・・・ヒーローや相性がいいと言われている・・・・・・構成使って勝てるんだったら、あなたはもうグラマスだし競技シーンに参加するべきだ。

 自分が何をしたいのか、自分がそのヒーローで何をするのか。それを実践していくのが対戦ゲームってもんだ。
 OWは自動戦闘してくれるソシャゲじゃないんだ。残念ながらやってるだけじゃレートは上がらないよ。
 「上のレートに上がりたい!」とか言ってる人いるけど、スマーフしてるんじゃなかったら、どうやって上がる気なのか
 自分がどういう能力を向上させようとしているのか、自分はどういうプレイをしてその試合に勝とうとしているのか。
 
 なんかゴニョゴニョしてたら味方が頑張って勝てるかもしれない。別にそれでいいんならいいんじゃないかな。


まとめ:

 繰り返しているとおり、OWは対戦ゲームだ。相手と戦うゲーム
 そこで自分の技量を発揮して戦い、それが相手よりも優れていれば勝てるし、同じレートの標準よりも傑出していればレートが上がる。

 であれば、どういう技量が必要か、試合の中でどうやってその技量を発揮していくかが重要で、さらに初級~中級者のプレイヤーたちは、そのように自分の技術を発揮して相手を倒そうとしているかを再確認してみると良いと思う。

 OWのマッチは非常にワチャワチャしているし、慣れればなんとなくでプレイしていてもそれなりのプレイっぽくはなる。上に挙げたように、特にサポートで後ろの方で味方をヒールするような行為とか。

 しかし、それだけでは対戦ゲームをプレイできていない
 格ゲーで言えば、トレーニングモードで波動拳を出し続けているようなもんだ。しかもモダン操作で。

 それだけでは対戦できていないし、もちろん上達したりレートが上がることもない。
 勝ちたいならば・レートを上げたいのならば、相手よりも・同じレートのプレイヤーよりも優れた技量を発揮しなければならない。

 繰り返すが、OWは対戦ゲームだ。相手に勝つのが目的だし、同じレートの他のプレイヤーとの競争でもある。自分のほうが傑出していなければレートは下がってしまう。

 何をすればいいか、どのヒーローを出せばいいか、立ち回りは、とか色々と難しいことはあると思う。
 それらのプレイングの根底にあるべき根本のメンタリティは、OWが対戦ゲームであり、他のプレイヤーと戦う・競うゲームだということだ。

 どうすれば相手を上回れるのか、他のプレイヤーを蹴落とせるのか
 「自分は頑張ってるつもり」「味方に怒られないように」「このヒーローが強いと言われているから」のようなプレイでは、何にもならない。

ーーー

 OWはValorantに比べればカジュアル寄りだし、新規プレイヤーも多く流入してきていると思う。
 慣れてくれば、なんとなくでプレイしていても試合にはなるし、じゅうぶん面白い。
 しかし、対戦ゲームであるという本質は変わらない。勝ちたい・レートを上げたいというのならば、そういう本質から逃れることはできない。

 そしてそれは、対戦ゲームの面白さの本質でもある。
 カジュアルにテキトーに遊ぶことを否定はしないけども、自分が上手くなる、自分のプレイで相手を倒す、同じレートの他のプレイヤーにはできないことをできるようになるというのは、対戦ゲームの面白さだ。

 そういうメンタリティでOWをプレイしていくと、目的意識も持て、より充実してOWがプレイできるようになるかもしれない。
 ならないかもしれない。


追記:

 タンクに強化が入りました。じゃあ、どうしますか?どうやって勝とうとしますか?

 「タンクゲーじゃん。おもんねーわ。Valorantやるべ」と思うのならば、この記事で書いたような内容からするといいと思うよ。
 対戦ゲームで、正面から歩いてくる相手が理不尽に強くて倒せないんだったら、そんなのやってらんねえよと思うのは正常だと思う。

 しかし、どうでしょう。多くのプレイヤーはそうじゃないよね。
 あんまりこういうこと言いたくないけど、タンクは強くて自分の力じゃどうしようもないからOWやってんでしょ。

2024/07/09 デ・カイパー志熊


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