キングオブコントがあまりに凄すぎたので僕なりに理由を考えてみた

どうも、センサールマンの山﨑仕事人でございます🐈
今日の記事は、「キングオブコント凄かったね！！凄すぎたね！！ビックリした！！」みたいな、だいたいそんな感じの内容です。

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キングオブコントが面白かった

昨日、キングオブコント2021の決勝戦がありました。

いやー、面白かったですね。
めっちゃくちゃ面白かったです。
たまりませんでした。

賞レースがあると一組ずつの感想を書いたりしているんですが、昨日コロナのワクチン接種をしたところでして、そんな元気がございません。
だもんで今回は全体を通して思ったことを短めに書かせてもらいます。
また元気になったら一組ずつの感想を改めて書くかもしれません（書かないかもしれません）。

↓キングオブコント2020の感想はこちら↓

まずハッキリ言えるのは今大会が「史上最高」だったということです。
キングオブコントに限らず、他の全賞レースを加えてもそう言えるかもしれません。
もちろん個々のネタを見れば話はまた別ですが、大会全編を通したら間違いなく今大会が過去最高だったと思います。

全組が面白かった

なにせ凄かったのが、全組おもしろかったこと。

「全組おもしろい」なんて言葉は過去の様々な賞レースでは常套句として使われてきましたが、本音としてはやはり嘘で、中に数組はそんなにな芸人がいます。
それはもちろんその“芸人”が面白くないわけでも、その“ネタ”が面白くないわけけでもなく、あくまでその日のパフォーマンスが良くなかったとか、その日の空気と合わなかったとか、そういうことではありますが、結果として「おもしろい」とは言えない組がいるものです。
でも今回は本当の本当に全組が面白かったんです。
そんなことってあります？

こういう賞レースを見ている時、自分でも脳内でなんとなく採点をしています。
これくらいかな？と。
その脳内採点と実際の点数がズレていた時に、「好みの差だなぁ」と思うこともあれば、「いやいやそれはおかしいでしょ！」と思うこともあります。
それが今回は全て前者ででして、一度も「おかしいだろ！」って思わなかったんですね。
ファーストステージの点数は、1位が空気階段で、10位がニューヨークでしたが、これが真逆でも僕は驚かなかったでしょう。
それくらい全組が面白くて好みでしか評価できない戦いだったと思います。

現に今回はSNSでもそういう意見が少なかったんじゃないですかね。
お笑いファンって驚くほど「自分の意見が絶対に正しい！！」って思っている生き物なので、賞レースのたびに「この結果はおかしい！！」という意見が飛び交います。
でも今回はそれが極端に少なかったような気がします。
つまり、皆から見てもそういうことだったんじゃないでしょうか。

ちなみに「この結果はおかしい！！」という意見が飛び交うこと自体は凄く健全で良いことだと思っています。
そういう意見があるのは文化が盛り上がってる証拠なので。
ただあまりに攻撃的な言い方や、まして「ヤラセだ！」みたいな建設性ゼロの意見は嫌いですけどね。

コントで稼げる時代になった

なんとなく、完全に「時代が前に進んだ」という感じです。

以前までのキングオブコントはひとつ良いネタができれば誰でも決勝を狙える大会というイメージでしたが、もうそうじゃなくなった気がします。
今回からユニットでの出場が解禁されましたが、奇しくも逆にユニットが付け入るような隙があるように思えません。
少なくとも僕たちみたいな普段コントをやっていないおっさん芸人が一丁噛みで出て奇跡的に勝ち進めるような大会ではなくなったでしょう。

これは完全な憶測ですが、コント師が「稼げるようになった」というのが理由にあるのかもしれません。
コロナの影響でお笑いライブが配信されるようになり、人気のある芸人が大きく稼げる時代になりました。
去年から「〇〇の単独ライブ配信が売り上げ〇〇円！！」みたいな話題がしょうっちゅう入ってきます。
しかもそれらは主にコント師なんですね。

才能っていうのはお金があるところに集まってくるものでして、今YouTubeに才能が集まっているのは間違いなくそれが理由です。
スポーツで言えば野球やサッカーばかりに才能が集まるのもそうでしょう。
お笑いで言えば、以前までどうしても劇場や営業で使い勝手の良かった漫才師が優遇されていて稼ぎも良く、結果として賞レースの中でM-1が一番盛り上がっていたことにもそれが無関係とは思えません。

それが配信という手段でコントが「稼げる」となったわけです。
むしろ漫才は配信とは親和性が弱かったりもします。
結果、コントに才能が集まり、才能が集まったことによりお互いを切磋琢磨し合って全体が成長しているなんてことが起きている！！…のかもしれません。
あくまで憶測のお話です。

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