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今年のお礼と雑感、当院の向かう方向

お礼

大晦日にご予約がありませんでしたの本日(12/30)で年内の施術終了となります。年明けは1/2からです。(LINE or DMでのご予約はいつでもお気軽に)

2021年もご愛顧いただきありがとうございました。昨年末と同じ感想ですが「よくもまぁ看板も何も出していないパッと見(かなり)怪しい整体院が営業を続けていけるもんだ」としみじみ思います。

これも昨年と同じですが、細々ながら施術を続けていけるのも当院クライアント、関係者様、友人知人皆様のおかげだと思っています。ありがとうございます。

○新事業のスタート

新たな事業としてアウトドアアクティビティガイド「高尾オーダーメイドツアーbyやま施術院」@takaoordermadetour を夏から開始。予想以上に反響がありてんやわんやでした。

高尾オーダーメイドツアーのロゴも作ってもらいました

アテンドした方の多くは都内近郊からのご家族。お子様に自然と触れ合って欲しいけど保護者の方がアウトドアアクティビティ未経験でその方法がわからない、といった理由が多くご用命いただきました。特にコロナ禍ということで学校行事も並々中止。自然との触れ合いのみならず人と人との対面コミュニケーションの機会自体が減っているよう。このままでは心身ともにまずい!と無意識で感じとっているのかと思います。

○施術に関して

自分の感覚でしかありませんが手技と人を診る「質」が上がったと感じています。そして最近力を入れている「栄養」。分子栄養学をベースとして考えています。化学式で栄養代謝を捉えて何がどうカラダの中で起こっているのか?という目線を取り入れることは新たな発見の連続でした。(精神疾患と栄養のつながりとか)

新たな分野と元々有している解剖生理学知識が更に加速している実感があるのはとても楽しい。実際に臨床でも栄養指導を受け入れて実践・継続されている方は改善が早いと感じます。

目に見えないもの(施術)を生業にするこの業界に入って15年。まだまだ治療家として伸び代しかありません。

○全ては『健康』のため

ここからは当院の向かう方向について。
上記のアウトドアガイドも栄養も全てはその方の『健康』のため。
健康って漠然とした概念でもあるので参考程度にWHO(世界保健機関)の健康の定義を載せておきます。

健康の定義は「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」

日本WHO協会訳

98年にこれにspiritual(霊的)とdynamic(動的)が加えられるかどうかされましたが、採択見送りとなっています。

○『dynamic(動的)』について

個人的にはこの内の『dynamic(動的)』が重要だと感じています。(もちろんspiritual(霊的)も大切ですが、霊に頼る前に現世での行いを正すべき人が多数だと感じているので後回しにしています。意見としてはご先祖や守護霊に頼る前に現世での身の振り方を整えよう、です。)

話は逸れますが、武道に関する書籍をよく読みます。武道も種類がたくさんあります。剣道、柔道、合気道、空手・・・
しかし、どれにでも共通することがあります。それは「居着く」ことは良くないよ、ということ。つまりは「居着かないことが大事」ということです。

居着くとは落ち着いている様を想像しますが、解釈を変えると「動きが乏しいこと、変化がないこと」となりそれを人間の行動に置き換えると「呼吸が止まっていること、身体を動かさないこと、現在の常識や人間関係に固執すること」などとネガティブイメージになります。

このネガティブイメージを膨らませると量子力学に行きつきました。万物を構成する最小サイズの「量子」は特徴としてである「粒であり波である」という二重の性質を持ちます。興味ある方は詳しくは二重スリット実験で調べてください。

量子は粒であり波である

そのため、そもそも構成成分自体が常に揺れ動いている、変化し続けている存在なのでそれを大きくした人間も自然も常に変化して当然。そういった発想です。

常に動き回る、変化し続けることが地球上に存在するものにとって不変的なルール。唯一このルールは変わらないものだと思います。(変わることが変わらない、というややこしい感じ)

一瞬で生死を分ける武の世界ではそれを「居着く」と表現したのではないかと思っています。

そのため、健康で豊かに生きていくには常にdynamic(動的)である必要があるのです。

○良くも悪くも変化し続けること。それをどう捉えるかも変化させること。

変化は全てが成長なわけではありません。老化も変化の一つ。この変化は成長とは言わず、悪化とネガティブに捉えられることが一般的。

しかし、年齢を重ねると若い時では感じ取れなかったものや思考が生まれてきます。体力は落ちたし、足腰も弱くなってきた。しかし、そこ状態に対してに老化=悪化、という考えに「居着く」ことなく、今の状態では何が楽しめるか?何ができるか?などと捉え方を変化させていくことが豊かに健康的に生きる秘訣だと思います。

大雨が降った時に「雨で濡れるし、ジメジメして嫌だな」と考えるのか「雨音をBGMに読書するのも良いね」と考えるかの捉え方の違いで世界の見え方が変わる。

僕の生業としてはその変化を正しい変化に導いていくこと。無駄に病気になるとかひざが痛くなるとかは不要な変化だと思うからです。
よくありがちな御涙頂戴の感動話でがんになったことで命や家族の大切さが分かった、とかありますがそもそも命以上にお金稼ぎに力を注ぐ時点で方向修正すべきなんです。その時の快楽に身を委ねてるからその状況に陥ってるわけで・・・
こういった美談は基本的に苦手なのでそう考えています。

人間誰でも骨の変形なんて起こりますし、いつかは死にます。ただそれを日常生活の貧しさに直結させることを防ぐことが正しい変化だと考えています。

老化に抗うわけではなく、正しい変化に軌道修正していくこと。そのサポートをすること。これが当院の役割です。そのために施術もするし、アウトドアフィールドにも連れていく。全てのゴールは同じです。

当院は来年以降も施術以外にも嘘偽りの無い本当の「健康」に繋がるサービス・製品を提供してまいります。

変化を恐れず、強かに正しく生きていきていきましょう。

どうぞよろしくお願いいたします。


やま施術院 山本将也





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