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施術1回11,000円は高いのか?

いろんな医療費を探してみた

当院の施術は1回11,000円。健康保険は適用外なので自費負担です。
さてこの金額。これは高いのか安いのか?
おそらく一般的な感覚からすると「高い」と思われると認識しています。

本当に高いものなのかどうかを色々と数字を引っ張ってきて説明してみたいと思います。

以下の数字は厚生労働省による統計を一部抜粋したものです。

①2015年度の1年間の国民1人当たりの医療費は33.3万円

この医療費の中には険診療対象ではない評価療養(先進医療等)、選定療養(差額ベッド代、歯科の金属材料等)、不妊治療における生殖補助医療等に要した費用は含みません。また、傷病の治療費に限定しているため、正常な妊娠・分娩に要する費用、健康の維持・増進を目的とした健康診断・予防接種等の費用、固定した身体障害のために必要とする義眼や義肢等の費用も含みません。

純粋に治療にかかる年間費用が33.3万円だと考えてもらうと良いかと。

②-1生涯医療費

生涯医療費とは、年齢階級別の1人当たり国民医療費や死亡率が変化しないと仮定した場合に、生涯でいくらの医療費が必要になるかを推計したもの

2015年度の生涯医療費は、2,700万円(女性は2,822万円、男性は2,584万円)

年齢による特徴をまとめると

0~4歳:生後5年間で100万円を超える医療費がかかる。
15~19歳:生涯で医療費が最も少額。
20~49歳:年間の医療費は20万円未満。年齢とともに医療費が徐々に増えていく。
50~64歳:年間の医療費は20万円を超えて年齢とともに増加。
65歳以上:年齢が進むとともに医療費が急増。

生涯医療費の約6割(男性は56%、女性は60%)は65歳以上。約4割(男性は36%、女性は44%)は75歳以上にかかります。

②−2別年度の生涯医療費

生涯にかかる医療費は約2789万円で、59歳までに発生する医療費はそのうち987万円です。つまり、残りの1800万円あまりは60歳以降に発生するということです。これは、生涯にかかる医療費のおよそ65%にあたります。

③-1入院外医療費

入院外医療費とは、入院外の診療費に、歯科診療医療費、薬局調剤医療費、訪問看護医療費、および柔道整復師・はり師等による治療費や移送費などからなる療養費等を加えたものを、として見てみます。

2015年度の国民1人当たりの入院外医療費は20.5万円

入院外医療費は、0~4歳には年間10万円を超えていますが、その後、10歳代には減少しています。そして、20、30、40歳代と年齢が進むに連れて、徐々に増加します。女性は30~34歳、男性は40~44歳で、年間10万円を超えています。20~49歳の時期は、通院で病気を治療する費用が増加していくことがうかがえます。そして、50歳代以降、増加のペースは上がっていきます。


③−2整形外科の入院外治療 1日あたりの医療費

平成28年度 4,004円
令和2年度 4,403円

※接骨院の医療費統計が見つけられなかったので一番近しい分野の整形外科の数字を参考に引っ張ってきました。

医療費の簡単まとめ

これらの数字をめちゃくちゃ簡単(雑)にまとめます。

・60歳までで医療費がだいたい1,000万円かかる
・60歳以降になると1,800万円。亡くなるまで30年と仮定しても600万円/10年と医療費が跳ね上がる。
・接骨院とか歯医者とか色々いくとだいたい年間20万円かかる
・整形外科へ1ヶ月通うと月額13万円くらいかかる

3割負担とか健康保険によるものも含むのであくまでおおよその数字です。

わかりやすいのが『60歳までで1,000万円』ですね。この数字を参考に進めます。

1,000万円÷60歳=16.7万円/年
16.7÷12ヶ月=1.39万円/月

大体月額の医療費が14,000円程度かかっているのが普通のようです。かなりざっくりした数式なので何度も書きますがあくまで参考に。

医療費は14,000円/月

将来の医療費を削減するための施術+etc.

冒頭に施術1回11,000円と書きましたがそれを単発で考えると月の医療費の8割近くを占めていまうのでやや高く感じる。しかし、もう少し長期的にみていただくことが大事です。

一時的なリラクゼーションとして11,000円を支払い、生涯の医療費が加算される。それを繰り返す。それではどんどん医療費が膨れていきます。

では、施術を通じて起こりうる怪我や疾病リスクを減らすことができるならどうでしょうか?少し想像してみてください。

例えば35歳の時に11,000円を支払い施術を受けることで70歳の時に必要となるであろう医療費50,000円が削減できたらその施術は61,000円分の価値を生み出した、とも言い換えられます。相当割安ってことです。
先述した生涯医療費でも60歳以降の方が医療費かかりますからね。その分を削減できる可能性がある。 

もちろん仮の話なので絶対ではありません。
しかし、健康であることは医療費の削減に100%繋がります。予防のために検査を受けたり、良質なサプリメントを購入したりという費用は必要ですががん治療に比べたら安いものです。

健康であることをサポートするために施術では現在の不調を改善させるのはもちろんですが、その大元の原因である他の部位を動きの改善・緊張のなくすことや栄養や生活習慣についてもお話しします。施術をただのリラクゼーションで終わらすつもりはありません。

パーソナルトレーニングでは正しいカラダの使い方を、アウトドアガイドでは自然と触れ合うことによる心身の影響、電子書籍では正しい健康知識の伝達など提供しているサービスは全て健康に繋がるんです。

色々やっているように思われがちですがちゃんと首尾一貫してるんですよ。

その他のメリット

何より健康だとお金の消費を抑えること以上のメリットとして「豊かさ」「時間」が得られます。
常に不調で病院を転々とするとそれだけで1日の大半の時間が失われる。家族や友人と楽しく過ごす時間も損ねてしまいます。
働き盛りの方であれば仕事をする時間や集中力が続かないなどにも繋がるので結果的に家計も圧迫します。

結局のところ心身健康が一番コスパが良いってことです。

健康ってコスパ最強

コスパ最強なカラダで健康と豊かな日常に繋がる1回11,000円が高いか安いか?

考え方や価値観は人それぞれですので押し売りをしようと思いませんが『将来のリスクを見据えた長期的な目線で自分の健康を考える』ことをオススメします。

健康は誰かに代わりになってもらうことはできませんから。

参考サイト

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=58018?site=nli
https://www.mhlw.go.jp/topics/medias/year/20/dl/iryouhi_data.pdf
https://financial-field.com/oldage/entry-175049


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