何もない、を経験してみると良い

結論から言うと『モノも情報も多くなり過ぎているので適度に減らした方が健康的にも良いし、反対に豊かさは増す』です。

一度、最低限のモノで生活してみると案外なんとかなります。
一昨年、1年と少しワーキングホリデーのビザを利用してカナダBC州バンクーバーに滞在していました。その時、最低限の荷物で入国。しかも誰も知り合いがいないのでモノや情報や人間関係が希薄な状態でのスタート。何もない、に近い感じです(ホントのゼロではない)。

生活に使う家財道具や食器などもない状態から始めてみると「あ、これ意外となくても問題ないな」と思うことは多々ありました。ご飯を食べる時に箸じゃなくてもスプーンでも食べることはできる。もちろん、道具はその用途に適しているものを揃えた方が良いのですが、逆に多用途に使えるものがあると持ち物の数が減らせられるのでその分置き場所が必要なくなるし、探す手間もなくなる。
それを追っていくとそもそも大きな家や都心に住む必要はあるのか?とか睡眠時間を削ってまでお金だけを得る仕事をする必要はあるのか?と考えるようになります。

僕も一般的な現代日本人なので無一文で自活できるほどサバイバルスキルは高くありません。なのでお金という交換ツールは必須。しかし、交換ツールはあくまで手段なのでそれを追い求め過ぎるとそもそもの目的がズレてきます。
道具を得るために身を削るのではなく、その道具を使って豊かさや幸福感を得るためにお金が必要なだけ。モノも同様。
購買による幸福感は長距離走というよりかは短距離走です。買った瞬間から下がっていく。それを持続する体力(金銭)があればまあ良いですが人間の欲は止どまることがないのでその内破綻します。そのまま人生逃げきりが決まれば最高ですね。

何もない生活を経験すると工夫が生まれますし、ホントに必要なものが見えてきます。(ベッドじゃなくて布団で十分、とか)
海外渡航は状況的に難しいですが「引越し」は良い区切りになりますね。不要なものを整理して徐々に持ち物を洗練させていく。合わせて入手する情報を適度に遮断して質の高いモノ・情報・意識に囲まれるようになるととても気持ちが良い。

引越しが難しければ「アウトドア」なんて良いですね。持ち物が増えればその分、重量が増すハイキングでも水場が無いキャンプ場で如何に水を使わず過ごすか、とか良い人生サバイバルの練習になりますね。

何事も少しキツいかな?と思うことをやっておいた方が耐性がついて楽になりますよ。筋トレも同じです。

ぬるま湯に浸かっているとその内冷めますから。

今後もより良質な発信をしていくためのサポートをできる範囲でお願いします!