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不動産業とはどんな仕事?業務内容や特徴について解説

不動産業とは土地や建物などを取り扱うさまざまな仕事の総称です。進学や就職の際に利用した方も多いのではないでしょうか。今回の記事では不動産業のさまざまな業種や仕事内容についてご紹介します。


不動産業とは


不動産業は、総務省がとりまとめた日本標準産業分類の大分類に属する職業の1種です。「主として不動産の売買、交換、賃貸、管理又は不動産の売買、貸借、交換の代理若しくは仲介を行う事業所が分類される。」と定義されています。中分類ではさらに細かく区別されており、不動産取引業と不動産賃貸業・管理業の2つに分類しています。
参照:日本標準産業分類

不動産取引業
不動産取引業は「主として不動産の売買、交換又は不動産の売買、貸借、交換の代理若しくは仲介を行う事業所」が分類されています。注意すべき点は不動産の「貸借」です。貸借は貸すと借りるの両方を含む意味があります。一方で分類されている不動産賃貸業とは仕事内容が異なるため、区別して認識しなければいけません。

職業例|中古住宅売買業、土地売買業、不動産仲介業など

不動産賃貸業・管理業
不動産賃貸業・管理業は「主として不動産の賃貸又は管理を行う事業所」が分類されています。賃貸は相手に物を貸して対価を得ることです。貸借とは異なり「貸す」を専門に営業している事業所が該当します。また、管理業は不動産の設備メンテナンスや修繕などをおこなう事業所を指します。

職業例|貸倉庫業、駐車場業、アパート管理業など


不動産業の仕事内容


不動産業には多くの業種が分類されていますが、共通した仕事ばかりではありません。取り扱う業務によって仕事内容も異なります。「売買・賃貸・管理」で区別すると業務の流れも分かりやすいでしょう。以下ではそれぞれの仕事内容と業務の流れを紹介しますのでご参考ください。

売買
売りたい人と買いたい人のあいだに入って契約をする仕事です。仕事内容は大きく6つの手順で進みます。


  1. 営業:不動産を売りたい人を探します

  2. 査定:市場調査などにより売却価格を見積もります

  3. 売主との契約:売却のお手伝いを約束します

  4. 販売活動:買いたい人を探します

  5. 買主との契約:不動産の売買を約束します

  6. 引き渡し:代金の支払い確認や不動産の引き渡しをおこないます

売買は高額取引が特徴です。1度の取引額が大きいため手数料も高額になります。歩合制の会社であれば担当者の給与にも大きく影響するでしょう。

賃貸
貸したい人と借りたい人をつなげる仕事です。仕事内容は主に4つの手順で進みます。


  1. 営業:物件を借りたい人を探します

  2. 案内:内覧など物件の紹介をします

  3. 契約:物件の賃貸を約束します

  4. 引き渡し:代金の確認や物件の引き渡しをおこないます

賃貸では貸主との関係が長く続く特徴があります。そのため、新規で貸主を探す営業は多くありません。社内で抱えている賃貸物件を貸し出すため、新たに家賃相場を確認する業務も少ないでしょう。

管理
既に契約している不動産の管理をおこなう仕事です。決まった手順の仕事ではなく事案に応じて業務をおこないます。主な業務は以下の4つです。


  • 入居者の対応:入居者からの要望や問い合わせに対応します

  • 施設管理:施設や設備の修繕などに対応します

  • 貸主の対応:貸主からの要望や問い合わせに対応します

  • 事務処理:家賃振込の確認や催促、空き物件の管理などをおこないます

管理は事務作業が主な仕事です。設備の修繕なども自身でおこなうのでなく、業者の手配などをおこないます。


まとめ


土地や家は生活の拠点となるため私たちの暮らしに欠かせません。今回の記事を参考に、生活の重要な役割を支える不動産業への就職や転職を検討してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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