い・・・犬

私はネコが好きだ。

タイトルが犬という題名なのにもかかわらず第一声がネコ好きだということ言ってしまうくらいにはネコが好きだ。

でも犬も好きなのだ。

昔は同じくらい好きだったのだが、今はネコの方が好きだ。

理由はない。

でも犬が嫌いなわけではないし、むしろ好きなのだ。

これは私がネコ好きだなと自覚し始めたころのことである。

その頃から何故か犬に嫌われることが多くなり、やたら吠えられることが増えた。

一番ショックだったのは、あの優しいの代名詞のようなゴールデンレトリバーにうなられた挙句、吠えられたことだ。

何かしたわけではない。

むしろ何もしなかった。

そう。犬に近づくのが怖かったからだ。

それなのに、すれ違いざまにうなられ、吠えられた。

ショックだった。

小さい頃近所のゴールデンレトリバーの子が私は大好きだった。

その子はとても優しい子で子どもを背中に乗せてくれたりしたものだ。

だから私はゴールデンが好きだったのだ。

それなのに今はうなられたり吠えられたりしてしまっている。

悲しい。本当に悲しい。

よく考えてみればポメラニアンなどにはよく吠えられていた気がするけれど、犬は基本的に好きだったのに、いつこんなに距離が出来てしまったのだろうか。

私は確かにネコ好きだ。

でも犬も好きだ。

吠えられても好きなのには変わらない。

一時期この出来事があってからはさらに犬が怖くなって距離が出来た。

でもなんだかんだ犬は好きだ。

だから何としても和解したい。

自分からは近づかないけれど、犬が近くにいたら嬉しくなる。

これからも距離は変わらないかもしれない。

でも私は犬が好きだ。