店長と私 #08 犬が怖い

この実録「店長と私」は、既に約半年某コンビニの犬となっている私が当時を振り返って働き始めから今までを綴っているわけだが、これは1月6日、今日の話。
犬がいた。(コンビニの犬である私のことではない。)
通勤の道で、散歩中の犬が2匹。
リードをもっと短く持ってくれたらいいのに。
歩道を犬が独占していたので、私は迂回。
犬は怖い。
なぜ私がこんなに犬を怖がるようになってしまったのか、それは遡ること2年前の冬。
私は雨に打たれながら自転車に乗っていた。すると前から、黒くてデカい犬。2本足で立ったら私より遥かに大きい。


こんなの

普通に怖かったから、犬を避けて自転車を走らせたのだが、その犬、あろうことか追いかけてきた。
いや、リード長くね?
そのままコートの上から腰を噛まれた。
時が止まった
しかしこんなところで止まるわけにはいかない。私は学校に行くんだ。
よだれでベトベトなコートを駅で洗い、私は泣きながら電車に乗った。
後日、街で見かけたあの犬は、マズルをつけられていた。


初めからつけとけ!

そんな話は置いておいて、前回1を聞いたら漠然とした10が返ってくるショウさんとシフトに入ったわけであるが

ショウさんとシフトに入った翌日、私がバイト先へいくと、なんとあーさんがいた。あれ?癌は?入院は?夢?
さすがに、「あれ?入院したんじゃなかったんすか?」とは聞けずに1日は終わってしまった。
あーさんは相変わらず、無機質にただ仕事をこなしていた。
いつもの変わらない日だった。

ただ一つ、「奴」が現れたこと以外は

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