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    某コンビニでの毎日

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2022年5月 入社して1か月目にロングバケーションを楽しんで五月病になった話

5月。みんな大好きゴールデンウイークに、まだ使えない有給をサービスでいただき(ありがとう社長)、移住1か月目でまさかの初帰省。 家族も私の根性のなさには驚いたに違いない。 それでも地元は暖かく歓迎してくれて、家族に連れられ都心(?)の等々力渓谷へ遊びに行くなどした。 地元の友達とも集まり、愛しの彼ぴともスイートな時間を過ごした。 あっという間に休暇は終わり、北海道へ向かう飛行機の中でシクシク泣いた。空港まで送りに来てくれた彼氏クンが見えなくなる時の寂しさは本当に本当に、

    • 2022年4月の話。

      何年振りか、文章を書いてみる。 眠っていた下書きや、公開済みの気持ち悪い文章を全部消してやろうかと思ったが、その時の自分が確かに生きていたから、消せなかった。ニヤニヤしながらいくつか公開してみる。 コンビニバイトで精神をすり減らしていた大学生の私は、25歳になった。実家を離れ、今は北海道の田舎で暮らしている。 特別なことは何もやり遂げていないが、面白い話はたくさんあるから、少しずつ話していこうと思う。 2022年4月、北海道に越してきた。 前年の12月に、お試しで1か月

      • 書きかけていた

        帰国してテレビを始めてみたとき、全然知らない顔ぶれに驚いた。「フワちゃん」誰??である。 少し前の話になるが、テレビを見ていたら、アンタッチャブルの柴田さんがフワちゃんのように “敬語を使わない、大御所も呼び捨て” なタレントについて言及していた。 「敬語」 私の意見を書いておこうと思う。 まずはこのような芸能人の存在について、私の考えとしては「アリ」だ。それが彼らの魅力であり商材だからである。もっと言うなら、彼女たちが特別だと認識されるためには、みんながそうではだめなのだ

        • 書きかけていた

          現在私は外国語を学んでいるが、その際によく耳にするのが異文化交流、異文化理解、異文化。異文化、異文化だ。 異文化。異なる文化。育ってきた環境が違うということはすなわち少なからず「常識」がちがうのである。国際交流はそれを理解して初めて形となる。 実は人間の本質は何人だろうとほとんど変わりはない。わたしはこれまで多くの留学生たちとかかわってきてふとそんなことを思った。変わっている人もいる。いい人もいれば悪い人もいる。まじめな人もいれば怠惰な人もいる。これはその人の人格であり、決し

        2022年5月 入社して1か月目にロングバケーションを楽しんで五月病になった話

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          いじられキャラの呪縛

          何年経とうがどんなに制度が変化しようが新学期は憂鬱になるものだ。昨日までテレビを見てだらだらしていたのがきょうから6時に起きて支度して4時まで勉強しなければならない。勉強は多くの小中高生にとっては義務であり強制されることだ。学ぶことに価値を見出せるようになるのはずっと先の話だと考えていい。9/1。学生たちは半ばいやいや学校に向かうが、ついてしまえばいい色に日焼けをした同級生たちとこの夏の様々な経験について面白おかしく語らう。こうして新学期が始まり日常が戻ってくる。

          いじられキャラの呪縛

          残暑

          その場のノリと雰囲気で、海外旅行を決めてしまった。 後悔はしていないが何せ自分史上最悪の金欠に見舞われている。 時々考える。何が最も自分の人生を豊かにするだろう? 仕事、金、趣味、恋愛、友情 数ヶ月前の自分にとっては愚問である。 命を燃やす蝉の喧しさが、耳に心地よい秋の虫の声に変わり始めた。 まだまだ夜は、暑くて寝苦しい

          店長と私 #08 犬が怖い

          この実録「店長と私」は、既に約半年某コンビニの犬となっている私が当時を振り返って働き始めから今までを綴っているわけだが、これは1月6日、今日の話。 犬がいた。(コンビニの犬である私のことではない。) 通勤の道で、散歩中の犬が2匹。 リードをもっと短く持ってくれたらいいのに。 歩道を犬が独占していたので、私は迂回。 犬は怖い。 なぜ私がこんなに犬を怖がるようになってしまったのか、それは遡ること2年前の冬。 私は雨に打たれながら自転車に乗っていた。すると前から、黒くてデカい犬。2

          店長と私 #08 犬が怖い

          店長と私 #07 眠り姫

          その日、私とシフトに入っていたのはtheお母さんキャラのおばさんだった。私が1を聞いたら100で答えてくる。その割に肝心なことがよくわからない。とにかく常にどこか的を得ていない。典型的な「優しい近所のおばちゃん」である。高校の国語の先生に声が似ている。この人がまた、小さなことにうるさい。例えば事務所に椅子が三つあるのだが、そのうちの二つはオーナーや偉い人が座る椅子だから座ってはダメだとか、なんかそういうことだ。つまり、1人が椅子に座っていたら私はたとえ休憩時間でも立っていなけ

          店長と私 #07 眠り姫

          店長と私 #06 ガタ

          あーさんの告白(バッドニュース)は意外なものだった あーさんの言い方は、あまりにも冷静で、他人事のようだった。私は「誰が?」と思ったが黙っていた。「ハッ そっか」オーナーは小さく笑った。まるで嘲笑のような笑い方だった。 あーさんが事務室を出ると、オーナーは私に向き直って言った。 「年取るとな、誰でもガタくるわな」 (ガタ、、、かぁ) 私はあまり詮索しないように努めようと思ったが、何も言わないのも変だと思い、「え、あーさんがですか?」と聞いた。 オーナーは、「うん、シフト

          店長と私 #06 ガタ

          店長と私 #05 バッドニュース

          「そいつ」のおかげといってもいいかもしれない。 厄介なタバコの場所や銘柄は、補充を口実に直ぐ覚えた。自分で言うのもなんだが、私は窮地に立たされると頑張れるタイプの努力型だ。しかし普段は基本窮地に立ちたくないので努力はあまりしていない。 私は「そいつ」のことを腹いせに自分の頭の中で創作したりなどしていた。 こんな最低な想像をしていたら、オーナーが通りすがりに私に行った。 「レジ、忘れたか?」 またしても泣きそうになった。 こんな感じで私の初勤務は終わった。 勤務終了時、

          店長と私 #05 バッドニュース

          店長と私 #04 クールマイルド8ミリ

          前回の記事で察していただけたかと思うが、この店舗、新人に優しくない。 「レジ袋、有料。25までは3円だけど、この一番大きいやつは5円。」 あーさんの指導のもと、なんとなく形にはなってきた。宅配便とかはすっかりやり方も忘れていて、しかも大忙しなこの店舗ではゆっくり説明してもらう機会にもなかなか恵まれない。つまり私は全ての業務を見様見真似で覚えなければならない。あーさんの後ろをヒヨコのようについて歩き、仕事を真似する。 以前のコンビニでの業務経験もだんだん活かされ始め、昔のように

          店長と私 #04 クールマイルド8ミリ

          店長と私 #03 勤務開始

          その日私は、無心で品物を並べていた。ドラッグストアで養った知識、以前働いていたコンビニで養った知識、総動員して入荷した品物を並べ、フェイスアップ(品物を陳列棚の手前に引き出し、お客様が取り出しやすく、見やすくするようにする業務)に勤めていた。 本当はレジを打っているあーさんの横に立って作業を眺めたい。10分でいい。そしたら全部思い出す。しかしこの混み合った店内で、1人がぼさっとレジの横に立っていたら、「神様」に怒鳴られるに違いない。私は知っている。コンビニに訪れる神様はとても

          店長と私 #03 勤務開始

          店長と私 #02 出会い

          目次の付け方や、読者にどう見えているのかがよくわかってない。もっと見やすくなる方法があるかもしれないが、ひとまずはこんな感じで我慢してほしい。なにか改善策があったら教えてください。 さて、私のコンビニライフ、ドキドキの初出勤だ。私が事務所に入ると、「負」のオーラが漂いまくっているおばちゃんが現れた。どうやらこの人が、うちの父親が言っていた「あの暗い人、20年くらい働いてるよ。あの人になんでも聞いたら良いんじゃない」の、「あの暗い人」らしい。一目でわかった。 オーナーは 「

          店長と私 #02 出会い

          店長と私 #01 はじまり

          忌まわしきコロナに邪魔されながら1年間インドネシアでの生活に耐え、7月帰国した。 帰国してまず困ったことは仕事探しである。なんといっても金がない。 「ド」田舎である家の近くに唯一あったドラッグストアは、2、3年前に辞め済みだ。 まだギリギリ歩いて行ける距離にある某コンビニに掛け合ってみたが、「働きたいの?うーん。。。とりあえず連絡先だけ教えて」と言われたが半年経っても連絡がない。 そこで私は自転車で15分ほど走ったところにある某コンビニ②へ向かった。父の車でな。 遠い親戚らし

          店長と私 #01 はじまり

          2020/10/13

          時事問題や新しい単語(特に日常会話で使わないような固い言い回しなど)を得るため、新聞記事や小説等を読むことは語学学習にとても有益なことだと思います。そこで今日は、Kompas.comの記事を勝手に翻訳してみました。これからもちょっとずつインドネシア語⇄日本語でいろんなものを訳してみたいと思うので、興味のある人は読んでみてください。また、改善点や間違ってるところなどがあればコメントなどで教えてくださいね。今回はインドネシア語の文をはじめにコピーして、後から日本語で翻訳したものを

          2020/10/13