2022年4月の話。

何年振りか、文章を書いてみる。
眠っていた下書きや、公開済みの気持ち悪い文章を全部消してやろうかと思ったが、その時の自分が確かに生きていたから、消せなかった。ニヤニヤしながらいくつか公開してみる。

コンビニバイトで精神をすり減らしていた大学生の私は、25歳になった。実家を離れ、今は北海道の田舎で暮らしている。

特別なことは何もやり遂げていないが、面白い話はたくさんあるから、少しずつ話していこうと思う。

2022年4月、北海道に越してきた。
前年の12月に、お試しで1か月バイトをして、なんとか認められたようで正式に就職となった。
着の身着のまま。ただただ流れでここまで来てしまった。
怠惰に川を流れていたら、最果ての地に流れ着いてしまった流木のような20代。
「それでよいのか」と聞かれたら、「よい」と答える。

よそ者の新入社員は肩身が狭い。
とりわけ、田舎の小さな会社では、「どこどこ中のだれだれ君」の話でいまだに盛り上がっている。
それでも、形式的にかもしれないが、歓迎会を開いてくれた。
ケーキでサプライズをしてくれて、飲み屋へも行った。

4月、北海道はまだ肌寒くて、奇妙な鳴き声のトリや、お昼に鳴るサイレンにはビックリするし、毎日が刺激的だった。


ここまで書いてみて、文章はトレーニングだと気づかされる。
読書は好きだから、書く力もあるんじゃないかという小さな自信は勘違いだったみたいだ。

また更新します。

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