見出し画像

強すぎるヒーローが醸し出す人間らしさ

かなり今更ながら「ワンパンマン(アニメ版)」にハマってしまった。オススメ漫画になっていたり、売れていたりということで、今まで読むこともできたのですが、いつも1-2話でやめていた。強すぎるヒーローと「ワンパン」というシーンだけで、いつもやめてしまっていた。

今回、AmazonPrime(Netflexにもあるね)でたまたま3話くらいまで見てそのままシーズン2まで一気見(今までも1話見てればハマっていたのに)。

「強すぎるヒーロー」という一つの軸から、「強すぎる苦悩」「ヒーローとしてのあり方」が楽しく示されており、最後はワンパンで勝つという安心感もある。まさに現在のDCのスーパーマン的だが、そこに主人公の悲観はあまりなく、少しギャグとして描かれている。

映画「ジャスティスリーグ」では、それぞれのヒーロー魅力的に描かれているが、最後スーパーマンのワンパンで終わる展開に、「え、今までのみんなの努力はなんだったの」って少し寂しい気持ちになったけど。ここではそうはなっていない。ちょっとすっきりして終わっている。それは、ヒーローとは何なのかっている葛藤を描きながら、主人公のサイタマがなんらか「みんなが期待するヒーロー」をまとっているからだと思う(それが、民衆にとっての理想でないケースもあり、楽しめる)。

ちなみに、私が愛するアベンジャーズ(マーベル)は、チーム戦をテーマにしている、神々や化け物の強さもサッカー的な描ききれている部分が素晴らしいのである。キャプテンマーベルというワンパン的な強さを手に入れても、そこはずらしていない。

ヒーロー (人より優れている)も人である。これはアニメ「ULTRAMAN」でも描かれていて、今は内面に触れる作品の方が求められているんですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?