Wayfinding the Future

幸せへと続く人生への道を歩む。これが想像以上に困難であるのは、道には分岐点があるからだ。できれば、誰かのあとをついていきたい。

自己決定が将来の幸福につながるらしい。だけど、自分で決めるのは怖い。流されるままに、できれば、人と違うことをしたくない。

あれこれあるが、幸せは完全には科学できない。最後は自分に合った答えで決める。自分なりの道が見つかる、自分らしい道を見つける。

なんとか、自分の考えをまとめようと、四苦八苦していたとき、向田邦子のエッセイ『手袋を探す』を読んだ。

自分なりの読んだ感想というか、読んで考えたことを記しておこう。いろいろとやってみると不安になる。そういったうまく説明できない状態の自分が好きではなく、なんて嫌なんだろうと思う。できたら、A4用紙1枚でまとまるようなシンプルな人間でありたいと願っていた。もっと言うなら、履歴書や職務経歴書にストーリーがあり、どんな企業からも求められる人間でありたいと思っている。だから、自分から型にはまっていきたいと、そんな方向に傾きかけることがある。

ただ、まとめようとすればするだけ、まとまらずに、途中で放り出してしまう。絡まりあったコードを解きほぐすそうとするけれど、結局、また絡まってしまう。まとまっていたいと思っているいっぽうで、それでは満足ができない自分がいるのだろう、そう考えている。この繰り返しに飽き飽きしてきたときに、向田邦子のエッセイに出会った。

まとめられない、やってみないとわからない、やってみてわかることがある、やっていくなかで道が見つかっていく。だから、常にWayfindingしていこう。そして既製品のFUTUREに対して、「それしかないわけないでしょう」と言い続けて、自分なりのfutureをぶつけてやろう。

整備された高速道路ではない、獣道、いや、雑木林を突き進むような、そんな人生でいいじゃないか。自分なりの覚悟ができた。また、気持ちはきっと変わってしまうのだろうけど、まとまりよくなることはなさそうだ。

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