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n次創作というクリエイティブを刺激する遊び場に参加したい

ボカロがただのDTMテクノロジーから時代を象徴するカルチャーとなりマーケットとしても無視できない存在になったのは初音ミクというキャラクターが起爆装置となったことが最大の要因。初音ミクの入れ物としての舞台装置はニコ動というプラットフォームが担ったわけだけど、1つのクリエイティブが加速度的に拡散し姿形を変えて上書きされるさまには、ワクワクしたし興奮を覚えたしクリエイター魂を揺さぶられたんだ。自分にもクリエイティブの残滓のようなそんな気持ちが残ってたんだねw

あらゆるジャンルのクリエイターにとって好きな作品をトレースする二次創作って、技術研鑽として超重要だし、作家の思想に触れる行為でもあるんだよね。それって著名なクリエイターだって必ず通る通過儀礼みたいなもんだから、法的にアウトな二次創作があっても目立たないうちは黙認するのが一種の作法だったりして。とは言え商業的に成功してるほど取り締まりは厳しくなるしクリエイター当人も何も言えなくなる。

ところがだ、ボカロという遊びにおいては二次創作は容認なんて話じゃなくて三次創作n次創作を前提としてるから根本的に発想が違う。しかも、オリジナルのクオリティがプロのそれと遜色ないどころかとんでもないからむちゃくちゃ面白い。クソみたいなのも死ぬほどあるんだけど、それらもぜんぶひっくるめて、僕らの遊び場となり得るのがインターネットのおいしいところだし、インターネットのあるべき姿な気もしてる。そして、その楽しそうな遊び場に加わりたいって純粋に思ったんだ。

#ボカロ

photo credit: Gwendal_ via photopin cc

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