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物語と作業療法 part7

良い時と良くない時の差はいったいなにか?

ある本を読んで、ふと気がつく
「足りないのは物語だった」と

科学的に説明すればするほどに個性は薄れ、一般性や普遍性を持った何かになってしまう。

正しいかもしれないが、子ども自身やお母さん・先生からは遠ざかってしまう。
生活者として感じている言葉にならない実感や現実から離れて行ってしまうのだと思う。

物語とは言葉の連なりで、人々が持っている言葉は、同じ言葉でも人によって違う
みんなそれぞれ違う物語を生きていて、違う世界を感じている。





作業を通して人を考える僕らは、物語と物語を繋げられるのではないか
目の前の現実を言葉にし
言葉にならない経験と体感を代弁し
今までとは違う物語を一緒に描けるのではないか

そんな作業療法をしたいと思う


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