山奥ニート日記04/06ーコロナ禍

空は真っ青なのだけど、ここ最近で一番だるい日。
だるいを通り越して、頭が痛い。
台風が近づくと同じ症状になるので、気圧の急激な変化が原因なのかもしれない。
でもアプリで気圧見てみても、あんま一致しないんだよなー。

部屋で無を感じていると、タツさんから声をかけられた。
畑の小屋に住むのは辞めるそうだ。
周りに人が住んでいない場所に一人で住むのはそうとう覚悟がいる事だ。
まぁそのうち新たに住みたいという人が現れるだろう。

一人のお客さんが帰って、代わりにバイクで新しいお客さんが来た。
その二人がすれ違う途中に、色々話しているのがうっすらと聞こえてきた。
お客さん同士が話してるのを見るのは嬉しい。
共生舎にいるのは所詮ニートなので、お客さんに構わない事が多い。
せっかく来たのに、誰とも交流せずに帰るのはなんかもったいない。
そういう時、お客さん同士で交流があると、共生舎住人は相手しなくていいし、お客さんの満足度は上がるしでwin-winなわけです。

夜もずっと頭が微妙に痛くて、部屋に引きこもっていた。
こんなにひきこもってるなら、山奥にいる意味ないんだよなー。
名古屋に住んでる妻はコロナ禍に一人でいるのは不安だろうから、一ヶ月くらい行こうかなぁ。
本の発売が近づいた時に山奥にいないのはなんか詐欺っぽいし、今のうちに妻に会っておこう、という気持ちもある。
移動制限されて、山奥に帰れなくなる可能性はあるけども。

ところで「コロナ禍」って言葉面白くないですか。
いつの間にか新聞やテレビで使われるようになってるけど、何それ。
意味は「新型コロナウィルスによる悪影響」らしい。
まぁ意味は字面でわかるけど、「ころなか」ってめっちゃ語呂悪くない?
会話中にいきなり使われたら、ぜったい聞き返しちゃうよ。
なのにメディアが使うと、オリジナルの言葉が受け入れられちゃう。
この前「V逸」という単語がスポーツ新聞の見出しにあって、二度見した。意味は「優勝を逃すこと」らしい。熟語にアルファベット入ってるのがユニークだ。他に「W杯」しか思いつかない。
テレビでたまに「JK流行語」をいじってるのを見るけど、それよりマスコミが作る言葉の方が味わい深いと思うな。
だって女子高生で流行ってる言葉は、身内ノリで作って広まったって感じがして微笑ましいけど、新聞会社の高給取りなおじさんが「新型コロナウィルスに由来する悪影響のことを『コロナ禍』と呼ぼう! これは世間に浸透するぞ〜」ってやってんですよ。
なんか、自分の必殺技を考える小学生みたいで、僕は「コロナ禍」という言葉を見るたびに、それを考えたおじさんを想像してニヤニヤにしてしまうのです。

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