20231210_汗かいてんじゃん

友人とおでかけの日。早稲田の演劇博物館に行ってから、中国茶のお店に行きましょう、というコース。
展示は興味深く、中国茶のお店はおこわも点心もお茶も甘味も素晴らしかった。
お茶とランチを楽しみながら友人と当然おしゃべりをするわけだが、友人Aが友人Bにとってセンシティブな部類の話題をサラッと喋るのでヒヤヒヤしてしまった。その話題が一区切りしたところで、友人Bに別の話題をふった。

夕方は実家へ。ちょうど今日誕生日を迎える実兄と、先週誕生日だった夫を祝う会。父母、我が家3人、兄家族3人の8人が集い、しゃぶしゃぶで祝う。
なぜか肉が細切れだったので、湯の中で肉がバラバラだ。しゃぶしゃぶのときのやわらかな茹で肉を舌にのせるいい感触を得られない。父は、娘婿の誕生日祝いなのに肉が細切れなのを申し訳なく思ったのだろう、肉がバラバラだね、と口に出していたが、母は「いいのいいの!」と言っている。私は肉がバラバラだなとは思いつつ一生懸命用意してくれたんだから全然いいよ、ありがとうという気持ち。結婚して所帯をもつと、こういう自宅でのパーティの準備が大変なのが分かるようになるのだ。
ケーキも用意されている。ホールケーキではなく、違う種類のカットケーキが8種類だ。母はホールケーキがあることによる盛り上がりよりも、切らなくてよい気軽さや、いろんな味から選べる楽しさを優先したのだろう。母はそのように盛り上がりや伝統のようなものよりも実利をとるところがあり、私は母のそういうところが好きだ。
各自が好きなケーキを選び、それをめいめい皿に乗せたうえで、ソファのところに集まって集合写真を撮った。
集合写真の後で、兄と夫のケーキにろうそくを1本ずつ立てる。父がやたら大きな声で指揮をして、兄と夫それぞれにフルコーラスでハッピーバースデーを歌うことにした。面倒だよと思ったが、フルコーラス歌っても短いし、やっぱり1人ずつフルコーラス歌ったほうがそれぞれをちゃんとお祝いしている感じで良い。
母はケーキを食べる段になってから「ビールが飲みたい!」と言いだし、飲んでいた。

一方で娘は甥(彼女にとっては従兄弟)と兄(彼女にとっては叔父)に遊んでもらっている。前は遠慮がちに遊んでもらっていたが、今日は兄の首まわりにまとわりついていて、いつの間にか距離が縮んでいるじゃねえか。
娘は兄の短髪のツンツンをなでてから彼の髪が汗で濡れているのに気づき、「汗かいてんじゃん!!」と叫んでいたので笑った。

帰宅して入浴し、すぐ就床。娘が寝る前にいろいろ喋っていたがわざと無視して耳元で「大好きだよー」などと彼女への思いのたけを連呼し、娘からわざと怒られる遊びをした。娘はこちらの思惑どおり「うるさい」と怒り、かわいかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?