20231202_思った以上に肺活量がいる

やはり昨晩から熱が出た。
身体じゅうが痛く、少し寝付いては目が覚める。

薬を飲んで休むしか方法はないのだが、このつらさを誰かに吐露したかったので、深夜2:30頃、隣で眠る夫に「熱がでています」「身体がいたいです」とLINEする。
LINEしてもおきてすぐ読んでくれるわけではないのだけれど、2:30に身体じゅうが痛み、熱がでていた私の記録は残るだろう。

朝。起きられない。
10:00ごろにのっそり起きて、よぼよぼ歩きながらりんごを食べて、また寝室に消えた。
その後も薬を飲んでは汗をかいたり、布団をはがしたり、ふたたび布団をかぶったり、お気に入りのpodcastを子守唄代わりに聞いて寝たりを繰り返す。

38度台を推移。

昼過ぎ。おじやを食べ、また寝室に消える。
少し考えてから、ひとりでずっと寝室にいることになるので、寝室に子ども用のおもちゃのラッパをもちこむことにした。つらくなっても大声がだせないので、何かあったらこれを吹いて夫にきてもらうという算段である。
つらくなったら、というのは症状だけでなく心理的なものもふくむ。やはり誰かに気にかけてもらったり、その場にいてもらうことで得られる癒しというのがあるのだ。

16:30、薬をもってきてもらうのを口実に、ついにラッパを吹く。

ス、ス……プス……プゥーゥ
ス……ププーース……
うわ、ちゃんと音が出るまで思った以上に肺活量がいるな。

少ししたのち、夫は半笑いで寝室に来てくれた。

夜はだいぶ回復。
夕飯後、娘がポストに投函されていた「銀のさら」のチラシを見ながら、寿司を熱心に絵に描くのを見守る。
いくら、数の子、サーモン、マグロ、いなり、ネギトロ、あがり描いたうえで最終的にばらんを描いた。
たしかにばらんが寿司を寿司たらしめているところは大きい。バラバラに存在していた寿司どうしが、ばらんによって一気に空間性を帯びた。
ばらんを描く観察眼と感受性を私と夫でほめそやしながら3人でみかんを食べ、明日にはこの不調が回復していることを祈りながら床についた。




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