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5%の自分らしさ


こんにちは!山野靖博です!

5月と6月の僕は特に表だった活動はなく、半ば潜伏期間のようなスケジュールを過ごしていますが、大々的にお知らせできる仕事がないというだけで、水面下ではいろいろなものを作る日々でございます。

そういえば今月はJBB(ミュージカル『ジャージーボーイズ』での共演から爆誕したコーラスグループ)のライブサポートをしたり、銀座の『蛙たち』さんでライブを開催しました。

そのどちらも刺激的で楽しく、千差万別な音楽の世界にどっぷりと浸れて幸せでした。


それ以外の日々は、絵を描いてみたり文章を書いてみたりして過ごしています。これらはいきなり表に出るようなものではありませんが、なんらかの形でみなさまの目の届くところにいけたらいいなぁと思います。

文章については2つほど、まとまって書きたいテーマがありまして、これを書くためのインプットに本を集めはじめました。

4年くらい前に引っ越した今の家には作り付けの本棚があるんですが、これもあっという間に埋まってきてしまったので先日大きな、天井までの高さの本棚を新しく買いました。

いままでの本棚のひとつの棚に、二重に並べていたようなものを新しい方に動かしたら、奥の方に隠れていた本を「おお!こんなのもあったのか!」と再発見ができて、一粒で二度美味しいみたいな気持ちを味わっています。


以前の僕でしたら、僕として何か文章を書くなら「新しさ」がないとつまらないと思っていました。新規性というのでしょうか、他とは違うものを生み出したいという地に足のつかない意気込みがありました。

このところはそんな鼻息の荒さも落ち着き、「過去のものの力を借りて、5%だけでも自分らしさを織り込めたら充分じゃないか」と思うようになりました。

そもそも「まったく新しいものを!」と力を入れてなにかを生み出そうとしても、カタチになったものは2〜3個しかなかったのだから、これまではモノを作ってたとはとてもじゃないけど言えない状態でした。

いまは、偉大な先人たちの残してくれたさまざまな表現形態のスタイルを借りる視点からモノを作れるようになってきたので、アウトプットがスムーズです。

先日も、とある友人から「これやってみない?」と提案された企画のための台本(?)のようなものを書きましたが、これも時間をかけずに、でも面白いと自信を持って出せるようなモノになりました。


今日は朝から2曲分の楽譜を書きました。7/9に開催する僕の5年ぶりのソロライブのための楽譜です。

楽譜を書くという作業も、以前は「自分は専門じゃないから」と思って敬遠していましたが、このところはスタッフワークで楽譜を書かなきゃいけない場面も出てきたので、ようやく気合いを入れずのナチュラルなスタンスで書けるようになってきました。


大学までの自分は、いまの自分の姿を想像できなかったでしょう。

なにかの台本を書いたり、プロのミュージシャンのための楽譜を書いたりということは、偶然の導きによって僕の人生に訪れた機会です。人生とはなんと奇妙なのでしょうか。



読んでくださってありがとうございました!サポートいただいたお金は、表現者として僕がパワーアップするためのいろいろに使わせていただきます。パフォーマンスで恩返しができますように。