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35歳の山野靖博。

こんにちは、山野靖博です!いつも応援、ありがとうございます!

本日は僕の誕生日でして、35歳になりました!いえい!


これは34歳の写真だけども


「いやいや、お前誰やねん」とお思いの方もいるかもしれませんから、新しく35歳になった1日目ですし、あらためて自己紹介をしてみたいと思います!



◇僕は山野靖博です!


みなさん、はじめまして!
山野靖博と申します。やまのやすひろ、と読みます。

出身は山梨県の甲府市。いまでも実家は甲府市にあります。

いまは舞台俳優としてミュージカル作品に出ることが多いです。他にも、歌を歌うことが得意なのを活かして、ミュージカル作品の音楽スタッフをやったり、コンサートのコーラスを担当したりすることもあります。


これまで自分がやってきたことといえば。

サッカーを小学校の6年間。
バスケットボールを中学の3年間。
吹奏楽部の打楽器担当を高校の3年間。
声楽を高2の頃から、かれこれ18年間。
ギターは小4からだから、なんと25年間。
ミュージカルの仕事は2016年からなので、9年目。

人並みにスポーツもやりましたが、どうにも熱中しきれず、子どもの頃から好きだった音楽の道で生きている、というかんじの35歳です。


◇僕の好きなこと


人と話したときに好きなことが似ていると、仲良くなれそうな気がしませんか?

ということで、僕の好きなことを紹介してみます。
どうでしょうか、あなたと僕は気が合いそうですか?

好きなこと。

本を読むこと。

外に出るときには最低でも文庫本1冊、場合によっては文庫本と単行本を織り交ぜて2〜3冊持ち歩きます。面白いかもと思った本があったら、出先でもネットでも迂闊に買うので、本棚はどんどん埋まっていきます。

音楽を聴くこと。

歌うことも好きだけど、聴くこともそれ以上に好きです。さいきん聴いているのは山下達郎、大瀧詠一、加藤和彦、バリー・マン、南アフリカのジャズ、Knower。昔から好きなのは井上陽水、荒井由美、さだまさし、ジョニー・ハートマン、チェーザレ・シエピ。

5年くらい前までは、音楽を聴くときに聴いていたのは歌詞。その次にメロディ。以上。という感じでしたが、ミュージカルの仕事をはじめてからたくさんの素晴らしいミュージシャンに出会って、いろんなことを教わって、そこからは楽曲の構造を聞けるようになってきました。

どんなリズムなのか。どんなベースラインなのか。どんなコードの進行なのか。ギターやキーボードなどはどんな装飾を加えているのか。

そういう聴き方ができるようになってきたいまの方が、断然、音楽を聴くことが楽しいです。

美味しいものを食べること。

自分で料理をして好きなものを食べることも好きですし、美味しいものを外に食べにいくのも大好きです。

34歳最後の夜は、鯖の味噌煮と蕪のスープ、きゅうりの塩揉み、蒸し茄子の黒酢ソース、蕪の葉とニラと豚肉の炒め物を作りました。

都内には行きつけのお店が10軒ほどあって、いつもそこをグルグルまわりながら、時たま新しいお店を開拓するという感じで外食をします。また、日本のいろいろな場所で公演をするときには劇場や宿舎の近くのレストランや飲食店を事前にリサーチしてから訪れます。

Googleマップで自分の好みのお店を探すのが、途轍もなく得意です。

器と抹茶と和菓子

まずざっくり言うと、美術品や骨董なんかの古いものが好きです。最新鋭の電子機器への興味は薄いですが、3000年前のメヘルガルの女神像とか、縄文土器の破片とか、桃山時代の焼き物とか、めっちゃ好きです。

料理好きが高じてお皿好きになり、お皿を集めはじめて骨董好きになり、骨董の中でも茶碗が好きになり、その結果抹茶を点てはじめ、抹茶にはお菓子が必要だということで和菓子も大好きになりました。

Twitter(現X)やInstagramのストーリーには毎日、和菓子の写真をあげています。

ここ3年(?)ぐらい、最低でも1日に1種類は和菓子を食べる生活をしています。

そのときには、コツコツ買い集めたお皿にお菓子を持って、コツコツ買い集めた抹茶碗で抹茶を飲みます。これがめちゃ楽しくって大好きな時間です。

美しいものを見ること

なにを美しいとするかは人それぞれだと思いますが、僕は「美しいものを見たいなぁ」と思ったときには、劇場か、美術館か、バーの、どれかにいきます。

劇場には演劇やダンスや音楽など、美しいものがたくさんありますし、美しい人たちの美しいパフォーマンスも観ることができます。美しい人、というのは顔の美醜や体型の均衡のことを言っているのではなく、「真剣さ」とか「生き方」のことです。

美術館には「美」というものが何かを自分自身に問うきっかけになるような作品がさまざま収蔵されています。西洋美術も見るし、日本美術も見るし、工芸や民藝も見ます。西洋や日本以外の地域の作品展にも出来るだけ足を運ぶようにしています。

バーは、店のコンセプトにもよりますが、僕が好きで通っているお店にはそれぞれの美意識があります。なんの変哲もない「お酒」を、その飲み方の提案や空間の構成含めて「美しくて美味しいもの」に昇華させるのがバーという空間だと思っています。

あとは、もっとも美しいものは、月だと思います。あとは花。草。木。土。風。水の流れ。そういうものも、とても美しいです。だから散歩が大好きです。

あと、人間も美しいと思います。もちろん、醜いところや非道な部分もあるけれど、でも、前提として、人間を美しいと思っています。だから人間のことも好きです。

人と話すこと

人と話すことも好きです。大人数でワイワイガヤガヤするのも好きですが、どちらかというと、少人数でじっくり話すことのほうが得意だし好きです。

話しているなかで、その人の世界の見え方が見える瞬間があるといつも心が震えます。

話していて、「この人のこと好きだなぁ」という瞬間が積み重なっていくことが、僕の人生とっての幸せのかたちのひとつかもしれないなと思っています。


◇僕のこの先の活動


発表されているものをまずご紹介すると。

8月8日に銀座のシャンソニエ『蛙たち』さんへの出演があります。
素晴らしいシャンソン歌手の皆様に混じって、シャンソンを歌います。

9月3日に初日を迎える新作のリーディング・ミュージカル『BEASTARS』では歌唱指導を担当します。なので出演はありませんが、新しい作品の立ち上げに関われることがとっても嬉しいです。

9月14,15,22日は『Brand New Musical Concert 2024』にコーラスで参加します。6年目となったこの企画にまた参加できて本当に嬉しく思います!

10月18〜27日にはフライングシアター自由劇場『ガード下のオイディプス』に出演します。串田和美さん作・美術・演出の舞台への参加に、今から武者震いです。ぜったいに観にきてください、お願いします!!!

このほかにもいくつか、まだご案内できない出演作の情報があります。随時、可能なタイミングでお知らせいたしますので、情報ぜひチェックしていてください!!!!!


ほーっ


◇僕の夢


30代も後半になり、四捨五入したら40です。

ひとりの大人として、また、ひとりの表現者として、ひとつ新しい段階に足を踏み入れたなという実感があります。あるいは、正確にいえば、35にもなるんだからきちんと新しい段階に自分から足を進めなければダメだぞ、という思いがあります。

人生というのは良くも悪くも思い通りにいかないものですね。それは今日までの生きてきた日々で強く強く感じていることです。

小学生の頃の僕は大学で自分がオペラの勉強をするなんて思っていなかったし、大学に通っていた頃の僕は自分がミュージカルの舞台で仕事をするとは思ってもいませんでした。ミュージカルに出はじめた頃は自分が歌唱指導の仕事をすることも想像すらしていませんでした。

これから先もきっと、いまの僕が想像している自分の未来とはまったく違う日々が、僕の前に切り拓かれていくんだと思います。

とはいえ、やっぱり自分としても目標を立てて、そこに向かって歩いていかねばという気持ちもあります。


短期的な夢、というか、目標としては、いま決まっている仕事の現場で、元気と健康を維持して、しっかりとしたパフォーマンスを提供できるように頑張るということがいちばんの望みです。

そのなかで、僕という人間を、俳優を、ひとりでも多くの方に知っていただく努力を積み上げていきたいです。

中期的な夢。大きな舞台で役をいただくこと。アンサンブルというポジションのやり甲斐や、作品作りにおいてのアンサンブルの重要性はよくよく理解しています。自分としても、これまでやってきたアンサンブルでの経験はとても大きく貴重なものです。

でもやはり俳優として、しっかりとひとつの役を演じたい。

「この役には山野が必要だ」と思われるような俳優になることが、30代の残り5年を懸けての僕の挑戦であり、目標です。

やりたい役はいくらでもあります。

『ジャージー・ボーイズ』のニック・マッシ
『シカゴ』のビリー・フリン
『キャバレー』のMC
『キャンディード』のパングロス、マクシミリアン
『レ・ミゼラブル』のジャベール、テナルディエ
『RENT』のコリンズ
『ジーザス・クライスト・スーパー・スター』のカヤパ
『ピーターパン』のフック
『Hadestown』のハデス
『南太平洋』のエミール
『アラジン』のジャファー
『ライオンキング』のスカー
『ショウボート』の黒人荷役のジョー
などなど

そういった役に、僕のキャリアの中で巡り会えるよう、日々を大切に過ごしていきます。


長期的な夢としては、ミュージカルでも会話劇でも、オリジナルの作品をつくりたいです。僕はそこにどんな関わり方ができるかはわかりませんが、作家としてや、出演者として参加できることが理想です。

じつは今ひとつ新作の計画を立てていて、来年度にむけてお知らせができたらいいなと準備を進めています。

そういったことが、一回の打ち上げ花火で終わらず、僕の人生の中に継続的な仕事・出来事として組み込んでいくことが僕の目標です。


◇僕からの感謝


いつも山野靖博のことを応援くださって、本当にありがとうございます。

世にいるたくさんの俳優が「お客様が応援してくださるからこそ頑張れる」みたいなことを口にしますが、じつは、本当にそうなのです。応援してくださる方の存在というのは僕らにとって、とても大きな活力の源だし、支えだし、頑張るための起爆剤でもあるのです。

それは間違いない。

といいつつ、「お客様のためだけに頑張っている」わけでもありません。自分のためとか、家族のためとか、お世話になっている事務所のためとか、昔いろいろ教えてくださった先輩の恩に報いるためとか、いろいろな思いを背負って、日々活動をしています。

「楽しいからやりたい」もあれば、「楽しいだけじゃやっていけない」もあるし、「しんどいけど楽しい」もあれば、「マジで心折れそうにしんどい」もないことはないのです。

でもきっとそれって、皆さんの人生もおんなじですよね。

辛いことや、悲しいことや、苦しいことや、逃げ出したいこともたくさんありつつ、嬉しいことや、楽しいことや、夢のような時間や、幸せなこともたくさんあって、なにかを背負って、なにかに向かって生きている。

そんなそれぞれの人生というか、生活というか、日々の暮らしと思いがミュージカルやお芝居や音楽という“場”によって繋がって、僕が演者をやって、みなさんが観客としてそこに同席してくださる。

この、驚くべき奇跡のような瞬間に、いつもいつも感謝をしています。

本当に本当に感謝をしています。


僕としては、これからもどんどんどしどし、山野靖博のことを応援いただきたいと思ってます。それが間違いなく、僕の活力になっていくので。

でも同時に、それ以上に皆さんに健康でいてほしいと思っています。心も身体も健やかでいてほしいなと思っています。

毎日万全に元気に、だと、なかなかハードルが高いかもしれませんから、いろんな波はありつつ「まあ、そこそこ元気だな自分」と思える日がたくさんあるといいなと願っています。

僕もそうやって、可能な限り元気な心と身体を維持しながらたくさんのチャレンジを積み重ねていって、その途中の、皆さんに僕の姿をお披露目できるいろんな機会を、一緒に過ごしていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。


そこまでアグレッシブには応援できないなあという方は、山野靖博という俳優のことをぜひ、覚えていてください。四六時中僕のことを考えてくださる必要はありませんが、たとえば何かの舞台の情報解禁の時に、「あれ、これ山野出てるかな?」と思い浮かべてくださるくらいでも本当に嬉しいです。


誕生日なので、それを口実に、ふだんだったら「ちょっと書きづらいなぁ」と自分で思っちゃうようなことを書いています。でも、書きづらいなぁと感じるだけで、心の中ではいつも思ってるようなことでもあります。

そんな、今日だからこそのこの文章を、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。これもまた、今日からの僕のひとつの支え、大きな活力の源になります。


これからもどうぞ引き続き、よろしくお願いします。

いつも応援、ありがとうございます!


7/9のバースデーライブにて


愛を込めて
山野靖博

読んでくださってありがとうございました!サポートいただいたお金は、表現者として僕がパワーアップするためのいろいろに使わせていただきます。パフォーマンスで恩返しができますように。