ラグタイム初日の朝です。
山野です!こんにちは!
本日9/9は、ミュージカル『ラグタイム』の日本初演でございます。
昨日1回目のゲネプロ(本番仕様の通し稽古、ゲネラル・プローべの略。ちなみにドイツ語)を終えまして、今日このあと2回目のゲネプロ。そして夜に初日、でございます。
昨日のゲネプロを受けまして各メディアさんが記事も出してくださってます。
初日前の劇場の雰囲気というのは特別なものです。特に初演作品だと、誰も完成形を知らずに劇場入りしますので、日々の仕事は自ずと刺激的なものになります。
ゲネプロを経験して、ようやく全貌をカンパニー全員が理解し、更なるブラッシュアップを試みる。もちろん、これまで積み重ねてきたことは信じた上で。
海外のプロダクションのように舞台稽古に2週間やひと月をかけられるとまた違った地点に辿り着けるのでしょうけど、日本では舞台製作のシステムが違うので数日で舞台での最終調整を終えます。
この数日間は誇張なく宝物のような時間で、劇場から追加される本番美術、照明、衣装、音響などなど、さまざまな要素からあらたなるインスピレーションと気づきを得ます。
自分の生活の中で作品についてコツコツと考え続けてきた時間は、ほとんどの演劇的要素が揃うこの数日間に爆発的に発揮されるのです。もちろんお仕事ですし真剣に取り組んでいますが、誤解を恐れずに言えば、こんなに楽しい遊びはありません。人生を賭けても味わいたい、素晴らしい遊びです、演劇というのは。
僕らの感じているこの高揚感と楽しさを、まっすぐにお客様にお届けできるよう、ここからの数時間も全力でブラッシュアップに取り組みます。
この作品を完成させる最後の演劇的要素である、観客の皆様のために。
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