イクヨ・小アルカナねこ
続・闇深追放兄弟話
エイブラハムの子編の続きです。
アブラハムは高齢にて子をもうけたという話ですが、大抵の男性は四十路を越えると勃起そのものが難しくなるので、それ以降に出来た子は托卵と見るほうが自然です。
世の常識では、女の方が先に閉経してしまって男は幾つになっても子作りが可能と思われていますけどね。
完全なる虚構です。
つまり、アブラハムは種無しでした。
先天的な体質でそうなる方は一定数存在します。
環境汚染だなんだと言われておりますが、全部ウソ。
太古の昔から男女ともに不妊はありました。
女性の不妊は殆ど栄養失調からなるものです。
男性の不妊は腎の働きが弱いことによる、精嚢不全。
誰がそれらを責められましょう。
生殖問題は、人類始まって以来の良く言えば試練、悪く言えば不幸の種です。
25話の漫画のオチは、チビたち6人の父親はエイブラハムではない、というものです。
イシュから始まる名前、イシュバクではないです。
イシュマエル。
エイブラハムと妾のハガルの間に生まれた長男です。
正妻のサラは、ハガルとイシュマエルに辛く当たり、二人を追放しました。
正妻としての立場というより、やはりアブラハムが子をなすのは考えにくいとして托卵を疑ったのでしょう。
思惑通り、ハガルは別の男と子を作っていたのです。
その後、サラとアブラハムとの間に次男のイサク(のっぽ)が生まれたということになっていますが、齢90を越えて子をもうけることはどう考えても有り得ないので、イサクはよそから貰われた子と思う方が的確でしょう。
そしてサラの死後、アブラハムと後妻のケトラの間に6人の子が生まれたことになっていますが、種無しのアブラハムが子を産ませることは不可能。
ということは完全に托卵ですね。
アブラハムの妾の子、長男のイシュマエルが母と自分を追放した恨みからケトラを寝取ったと見ても全く違和感はありません。
などという邪推から、このようなドロドロの匂わせ展開となっております。
ギャグ展開を狙うのは難しい
面白おかしく描いているつもりであり、基本はギャグ漫画のスタンスを貫きたいと思っています。
しかしギャグは難しい。
あらゆる創作の中で最も難儀でハードルが高いと言っても過言ではありません。
コメディなら、なんとなくほんわかで誤魔化せる。
しかしギャグはそうもいかない。
滑ったらその時点で愚作と成り果てます故。
そういった内容の記述を過去に読んだ記憶があります。
なるほど納得でした。
描いてみれば分かります。
やっぱりギャグは難しい。
笑いを生み出すには、余程頭脳明晰でないといけない。
ぼちぼち頑張ります。
ありがとうございました。
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