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寄せ集めいるかホテル、3月

ちなみさん 皆様

こんばんは。かほこです。
3月28日木曜日です。

年度末、バタバタですね!
東京は、2日雨が続いて、今日(27日の夜中に書いています)やっと晴れたので、新学期の気持ちになりました。

今週は、久々に小説を読んだので、心に余裕ができ始めています。

ドラマや小説を見たり読んだりすると、(それがフィクションだとしても)別の人の人生を並走させることができるのでおすすめです。

仕事や自分のことで頭がいっぱいになってしまった時こそ、そういうものに頼ります。

昨日読み終わった本は、私が生まれて間もない頃(1999年初夏)に書かれた小説で、
隣町の逗子や、私が敬愛するフランスの画家のボナールが登場する小説でした。(ボナールは、主人公の1人である女の子の気に入りの画家として登場。)

知っているものが出てくると、途端に物語が現実のものとしてイメージできるようになります。
逗子の地理には詳しくないけど、駅前のお魚屋さんや砂浜の色、駅の近くの道路は、何度も見ているので簡単に想像できる。
ボナールの絵も、タイトルを全て覚えているわけではないけど、この辺りの絵だな、と見当はつきます。

このような「知ってる」を組み合わせて、
まだ「知らない」風景だったり出来事だったりを想像して読むので、
例えば皆で同じ本を読んでもそこに広がる風景はそれぞれ変わってきますよね。

私が1番、「みんなの頭の中ではどんなふうになっているのかな」と気になっている建物は、

村上春樹の「羊をめぐる冒険」と「ダンス・ダンス・ダンス」に出てくる“いるかホテル”です。

実際にどんな文章で説明されていたのかは全く覚えてなくて、本当に勝手な想像なのですが、
私の頭の中には「これが、いるかホテルだ!」というはっきりとしたイメージがあります。

箇条書きでご説明。

・古典的な洋風のホテル
・ワインレッドの絨毯/壁紙
・ベルベット生地の、猫足の1人がけのソファがいくつもある。
・ロビーの天井が低い
・受付は木のL字カウンター。天板が分厚くて角がまるく整えてある
・カーテンは閉め切ってある。
・お客さんは自分意外いない。
・従業員も見当たらない。

薄暗くて気味の悪いホテル、という感じだったはず。
このホテルにはもちろん行ったことがないのに、何故かすぐに思い出すことができるし、
まさか本当にあるホテルなんじゃ、、?と思うこともあります。

知っているイメージの中からどうにか作り上げた知らない風景が、既に懐かしいものになっていることが不思議面白いです。

皆様のいるかホテル情報求む!🐬

さて今月は、なつかしのお菓子「ひもQ」とカンフー麺にインスパイアされた、
ふにゃふにゃを操る双子を描きました。

同僚が中国で買ってきてくれたお菓子が「ひもQ」(めちゃくちゃ長い紐状のグミ)のパッケージに見えた、という出来事のあと、ずっと食べたいひもQ。

カンフー麺は、同じく同僚が連れて行ってくれた火鍋屋さんで生まれて初めて見ました!
日々の小さな出来事インスパイア。

4月の後半まで、カレンダー書いていますので、
ちなみさんもサボりまくっても大丈夫ですよ。

数字は一発書きなので、右上がりです

ではまた、次は、初夏ですね。
あたたかい季節が楽しみです。

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