サラリーマン化するトレーナー
トレーナーがトレーナー業を極めるのは
決して悪いと思っていない。
ただ、
皮肉なことに
極めれば極めるほど自分の首を締めていく
可能性は高くなる。
それは
このコロナ騒動で再確認できた。
インストラクターやトレーナー業のみで
生計を立てていたトレーナーは
仕事が激変し、生活が圧迫。
トレーナー業を辞める人も多くいた。
中には契約を解除されるトレーナーも多く、
なんとか国の支援金で一時的に凌ぐ。
「なのにだ!!!」
コロナが落ち着くと、
サラリーマン化するトレーナーが増えた。
トレーナー業を極めようと、より学びを始めた。
○本物が生き残る時代なんだ!
○トレーナーのスキルを身につけるんだ!
○一流のトレーナーになれば安泰!
#こいつらにビンタしてやりたい
トレーナーのメリットは?
僕は迷わず“自由がある“と答える。
ほとんどのトレーナーは
フリーランスか業務委託、アルバイトが多い。
僕自身も個人事業主である。
副業なんてたくさんやるし、
暇があれば投資。
次のスキルアップのために
料理も学ぶし、
トレーナーに関係ない資格取得を目指して学ぶ。
それこそ淡路島で
スポーツcafe &BARを開業させるとか
言ってしまってる。
だけど、自分は特殊とは一切思ってない!!!
そもそも
トレーナーって副業禁止なのか?
異業種の学びは禁止なのか?
スポーツBARを開業させたらダメなのか?
兼業で不動産を営んではダメなのか?
逆にダメと言うならばその理由を教えてほしい。
もちろんだが、
トレーナーの勉強を疎かにしていない。
サラリーマン化して
1つのことを特化して学び、
いざ仕事がなくなったらどうする?
またコロナが来たらどうする?
大震災が来て自分も街も機能しなくなったらどうする?
寿司屋の大将が寿司しか握ってこなかった結果、
人が全く来ない事態になり、
やむ得なく閉店。
旅行会社には人が来なくなり、
旅行関係の仕事が一切なくなった。
ほんの一部だけど
それが現実になったのが、今回のコロナだろ。
トレーナーのメリットを活用せず、
極めることのデメリットを活用してしまってる。
自分の状況も先の状況も把握せず、
未来の危機管理もできない。
人を良くする前に
自分を良くすることができないならば
トレーナーは向いてない。
人の食事を管理する前に
自分の管理をしろ!って思ってしまう。
トレーナー業を極めてる成功者トレーナーに
尊敬と理想を抱き、
自分を重なり合わせる。
完全な負けパターンだ。
結局、そこに費やしたお金と時間の浪費。
あなたがそれを真似して極めて
いざその山を登りきった時に、
周りを見渡しても
すでにたくさんのトレーナーがそこにいる。
その時にあなただけに求められる需要はある?
10人中9人が同じ山を登っていても
僕は絶対にその山は登らない。
一緒に手を繋いで同じ山を登り、
同じ景色を見たいとも思ってない。
個人事業主のメリットってそれだと思ってる。
極めてる人は
そこに達するまでに時間と労力とお金を掛けて、
自分だけの山を登った。
その人とあなたが同じことをしても
あなたが極めた頃には
時代はそれを求めてない。
それを求めてると思ってるのは
周りを見ずに、
足元ばかり見て山を登っていたあなた自身だけ。
“タイムラグ“ に気付いてない。
昔の人の努力を真似してどうするの?
学ぶ時間にはタイムラグが生じる。
だから、行動が全てワンテンポ遅い。
成功してる人と同じ時間を共有し、
一緒に事業を作っていくならばまだ分かる。
ただ、
ひたすら動画を見て
トレーナーに必要なものを学んだとしても
それは“学びたい“ という能動的な行動ではなく、
いつの間にか
“学んだことに従う“ 受動的な行動に
切り替わっただけ。
そうなれば学びではなく、ただの宗教と同じ。
切り替わっていることに気づかず、
自発的な行動と勘違いする。
だから、いつの間にか“従う癖“ が付く。
サラリーマン化するトレーナーが完成。
常に自分がやってることは
時代遅れかもしれないと認識しておかないと
目の前のことをなんでも
正当化してしまう癖がつく。
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