減点方式の強みと弱みとは?


『100%痩せます!』
『100%の入会率(成約率)』
『誰でも〇〇』
『絶対に!』

これらのパワーワードが持つ副作用について。


言葉だけで見ると
かなり凄いブランディング。

ただ
これが真実なのか虚偽なのかは
本人にしか分からない。

もちろん誰でも100点満点や100%を追求する。


仮に
100%の入会率を達成していても
僕は『うちのジムは95%の入会率です』
と、嘘をつく。

ここに関しては、
結構多くのジム経営者は理解してくれるはず。

100%だと、
言い続けるキツさ。

それは
今だけのブランディングであって
先に使えなくなるブランディングでもある。

もし
次に来る体験の方が
入会しなければ、もちろん100%の神話は崩れる。

そうなれば、
”100%の入会率です”

さらには100ではなくなったので
”入会しなかった人がいるので98%の入会率です”

どちらも言えなくなる。

自分のブランディングを保つために
そこを嘘をついたとしても
過去に入会しなかった人がみてるかもしれない恐怖。

自分の評価を満点にしてしまえば、
そこからは『減点方式』の選択肢しかない。


信頼を得る
自己ブランディングのはずが

結果、それが自分の首を締める。


もしライザップが
『うちのジムは入会率100%!』

とかCMで言おうならば、
次の日からライザップの入会率は
グッと一気に下がるでしょう。

ここは人の行動心理を考えると想像がつくと思う。


逆に、
『うちのジムは今、入会率95%!』
とCMで言おうならば、
次の日からライザップの入会率は上がるでしょう。

誰でも使いたくなる100%のパワーワードは
目先の利益や信用だけで見れば有効だけど、
先の利益や信用を見れば負債にしかならない。


たまに、
大手スポーツジムや大手パーソナルジムにて

自分の担当数や入会率は〇〇!
と自己ブランディングする
トレーナーも見かけるが、


最初から
自分を選んできているのか。
〇〇のジムに所属してる自分を選んでいるのか。

〇〇に所属する〇〇さん

〇〇さんが〇〇に所属してる

企業のブランディングと
自分のブランディングを
ごちゃ混ぜにしすぎると
いざ自己評価する時に評価しづらくなる。


〇〇さんに担当してもらいたくて、
〇〇のジムに来ました!

この声が本来の
”企業ブランディング” を差し引いた
あなたの本当のブランド。


1人でジムを立ち上げれば
”本当の自分の価値“ が理解できる。


1人しかいないあなた色に染まったジムには
あなたしかおらず、
店名ではなく、人に来る。


それが本来の自分の価値。


“大手スポーツジムで全国1位の実績“
だとしても

日本一、忙しいマクドナルドには
日本一の売上をあげる店員がいるように、

売上は
全国で50位の店舗だけど、
個人売上が全国1位の方が本来の価値。


大手ジムの場合、
個人として本当にブランディングできる強みとは、
担当数でも入会率でも売上でもなく、

クライアントの
『継続率』と『ダイエット成功率』

ここは
スポーツジムのインストラクターも同じ。


名刺代わりとなるSNS。
インスタならば、プロフィール欄。

ここをよく見られたいと
ブランディングしたくなる気持ちもわかるけど、

満足しているのが“自分だけ“ になると
理想と現実の差が開く。

#減点方式よりも加点方式


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