自称日本一のトレーナーさんへ


先日、消費者庁より

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「顧客満足度ナンバーワン」などといった
“ナンバーワン広告”について、
事業者や消費者などを対象とした実態調査を
初めて行うと明らかにしました。

根拠のない
「顧客満足度ナンバーワン」などとうたった、
いわゆる“ナンバーワン広告”が
景品表示法や特定商取引法に違反するということ。

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とのニュース。

ここは以前から問題視されていたし、
トレーナー業界でもいまだに蔓延する。


『NO1の実績』
『顧客満足度1位』
『日本一〇〇のジム』

などの謎の肩書き。


じゃあそれを証明して!
NO1や日本一である証拠を提示して!

と言われた本人は出せないわけです。


出しても
数件や数十件の
ビフォーアフターの写真や口コミ。


それは、ここでいう
NO1や日本一の根拠に一つも繋がらない。


じゃあ
なぜ出せないことを
NO1や日本一と自分自身で言うの?
になるわけです。



トレーナー自身の自信もいらないし、
これまでの結果や実績も意味ないし、
お客さんの声も根拠にはならない。




『日本1である根拠はなに?』

 


何を基準にした日本一?
何を基準にした地域NO1?
どこから表彰された肩書き?
どこのデータとすり合わせた?
全てジムのデータをとったの?



私たちトレーナーは
小学校低学年の男児じゃないよ。


「僕は日本一のスーパーマン!」
「僕のパンチは日本一強いんだぞ!」

とかの話ではなく、
私はもう立派な大人です。



小学生から成長しよう!



子供が言ってるならば
笑い話で済むし、誰にも被害は生まれない。



ただ
大人ならば根拠を示す責任もあるし、
その適当な肩書きや
適当な日本一という言葉で
被害が生まれることもある。



それぐらい使ってもよいだろ?!
となると、

じゃあ日本中の
あらゆるパーソナルトレーナーでも

“日本一“
“NO1の実績“

とかをその根拠なしに
多用できるということなので
業界は壊れる。



“大阪に日本一美味しいたこ焼きさん何軒あんねん!!!“
状態です。




「シンプルに根拠が気軽にそれを使うな!」


トレーナーは、

トレーニングの理論や
解剖学とかになると

根拠やデータ、文献とか解剖学的には…
とか言って、
そこはきっちりしてる人が多い。


でも、
自分のことになると
なぜか、そこを適当にする。


そこは
根拠もデータもないならば、
それはただの“詐欺師“


自分の実力や知識量や
これまでの成果に自信を持つのは悪いことでもない。

ただ、
自信を超えすぎて、
過信と慢心になってる。



そこの自分根拠を適当にしてるのに
トレーニングのことだけ根拠にこだわるのは
なんか矛盾してない?



その時点で嘘を付いてるだけの
トレーナーにしか見えないわけです。

正直、
日本一とか実績NO1とか
言いたくなるのは分かる。

でも、
私たちはもう大人であり、
子供ではありません。


しかも、
根拠や事実に基づいて指導をするトレーナーです。



今後、
そのような根拠のない
“NO1“などの肩書きにすると

証明ないなら結構ダサいよね!
が起きるので
心当たりある人は早めにやめましょう。


と、
消費者庁が
やっと取り締まるために動き出しました。




SNSでも
自称NO1がたくさんいるので

●日本一の脚やせトレーナー
●リピート率業界NO1
●日本一のくびれ実績
●日本一リバウンドしないメソッド
●顧客満足度1位
まるさ〇〇(地域)でNO1のジム


もうSNSでも何十人、何百人と
そのような同業者はみてきました。


それはブランディングではなく、
ただの根拠がない嘘の位置付けになるため、


「それの何が悪いの?」
ではなく、
根拠がないならば
法律的にも全て悪いということです。



それが悪いくないと思うならば、
自身がNO1や日本一の揺るぎない根拠を
作るしかないわけです。



他人や周りの
根拠にうるさいのに
自分のことになると根拠が緩くなる。




日本一もNO1も
言わなければならない理由があるならば
仕方ないけど、

別に
言う必要性なんて1ミリもない。

シンプルに
自分の世界観が狭くなるだけなので

もうそろそろ
それやめない?

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