勘違いするトレーナーが急増してる理由


勘違いするトレーナーが増える理由。



よくあるのが


『お客さんが違うジムで〇〇のトレーニングをして怪我した。一体どんなトレーニングをしてんだ!』


『治療院に行っても変わらなかった方が
肩凝りや腰痛がうちに来てから良くなった』


などのマウント合戦。



なぜ、
自分は優秀であり
周りはレベルが低いと感じてしまうのか?


ここはシンプルに
悪い情報は手元には届かないが、
自分にとって都合の良い結果や声しか
手元に届かないのが問題であり、


そこを
“切り取ってるだけ“の場合がほとんどです。





これは
トレーナーや他サービス提供者も同じことが言えます。



視野が狭いトレーナーや
勘違いするトレーナーは、

“自分もそうかもしれない…“
“自分も逆の立場になってるかもしれない…“

を忘れます。




過去に担当したクライアントや
今はもう来てないクライアントが

自分の知らないところで
同じようなことを言われてるかもしれなんです。

「あそこでは変わらなかった…」
「ここで腰痛や肩こりがラクになりました」
など。

それを違うトレーナーや治療家たちが
同じように思ってる可能性があるということです。


だって、
見えてる視野や現実はあっても、
見えない視野や可能性は

「そんなことない!!」
って言えないし、証明できないわけです。


そうなると、
可能性がゼロであることを証明できないならば、
自分を棚に上げるのは矛盾します。




見えてることだけ信じて、
理解して、
優越感に浸っても


もしかすれば、


自分が見えていないところでは
同じことが起きてる可能性もあります。




これまで
自分が担当したクライアントが
誰1人として辞めてなくて、
通い続けてるならば可能性がゼロかもしれませんが、

そんなトレーナーは
世の中にほぼないのでは?



“見えない視野を考察する力“
があれば
そのような周りを見下す発信に繋がらない。



それが見えないトレーナーほど
「周りはレベルが低い」と見下す。



「ひどいトレーナーがいる」
「レベルが低いトレーナーがいる」
「怪我をさせてるトレーナーがいる」

それは全員同じだし、
自分もどこかで誰かに思われている可能性が
あるということ。

全員同じ立ち位置です。



どんな人でもミスはする。


これまでミスをしてなくても
今日するかもしれないし、
いつかミスをするかもしれない。


それは全員同じ。 



トレーナーや他サービスも含め
最大の難しいところは

『来なくなった顧客の“行かなくなった理由“を
知ることができないこと』


これは、
全ての人が苦戦してることです。
もちろん、私も。



自分のサービスや対応が悪いのか、
自分の知識や技術が悪いのか、
自分が他の同業者に劣っていたのか、
自分よりも結果を出すトレーナーがいるのか、
などなど



辞める理由や来なくなった理由を
正直、
本音を聞き取れないのがこの業界の問題点であり、課題点。




本来ならば、
ここのフィールドバックに、

トレーナーの次の成長が隠されており、
改善の余地や指導方法のアップデートがある。


それが得られないから
トレーナーは
良いフィードバック(賞賛の声、口コミなど)
だけを得られる環境しかないので、勘違いしやすい。




あくまでも“かもしれない“ということです。

でも、そんなこと100%ないです!と
言い切れるトレーナーもいません。


だって、見えない世界の話なので…。





他で変わらないことが
自分のところでは変わった!とか言われると
そりゃ嬉しいし、

トレーナーをしていれば
誰でも言われる賞賛の声。



それが悪いとかではなく、
見下す言い方になると「あなたもです」とうことです。



自分も違うトレーナーから
言われてるかもしれないわけです。


他のジムやトレーナーの失敗を
棚に上げても
あなたは100%成功してると言えないならば

そのマウントは意味はない。




『完璧であることを証明できない事実』




100%完璧なトレーナーではないならば、
なおさら発信は気をつけないといけません。





私たちが成長したり、
自分も業界全体を本当に良くしていくならば

賞賛の声よりも
賞賛以外の声だと常に思ってます。


結局、
独立しても5年経てば9割は廃業する
この業界の最大の課題点は、


自分のミスやデメリット、
見えない視野のフィールドバックを
数字や意見などで受けれないことです。




その課題点が改善できない以上は、
いつまでも
全トレーナーは

『どんぐりの背比べ 』

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