目指すは「最新のK-popを届け切る」こと──ztd_kpopチャンネルの“オフ会”を通じて発信を続けた6ヶ月間の軌跡
こんにちは、某インターネット企業勤務のMayaです!
東京本社の企業にフルリモート社員として入社し、現在は月に1回本社への出張、福岡オフィス出社、自宅からのフルリモートを組み合わせて働いております。
子育て、仕事、と常に時間に追われる生活ですが、2年前に「最新のKpop」に出会い、日々の生活に彩り・幸せを感じながら過ごしています。
フルリモートで孤独を感じる時がある、本社に通える距離だけど在宅が多くてなかなか雑談の機会がない、日々忙しくて自分が仕事で関わる部署・チームにコミュニケーションが限定しがち・・・そんな状況・経験はありますか?
私は今の会社に限定せずフルリモート勤務が主なので、こんな状況が多々ありました!
この記事はKpopが好きな人に限定せず、上記のようなケースに当てはまる方や悩んでいる方、社内のインナーコミュニケーションを活発にしたいという方にも、少しでもお役に立てると嬉しいです。
自己紹介
学生時代を振り返っても特定のアイドルに没頭したり、音楽にハマることはありませんでした。
しかし、👆をきっかけにKpopの虜に!
最推しはStrayKids(LIVE3回参戦)
好きな事務所はJYP、YG、BlackLabel、P Nation
ガールズグループ・アイドルではBLACK PINK、BABY MONSTER、SOMI、XG、NMIXX推し(ガルクラ系が好き)
推し活から派生して韓国株を保有(JYP、HYBE、SM)
社内に60以上ある趣味・交流の「ztd(雑談)チャンネル」
入社直後に「ztd_kpop」というKpop好きな人が集まるSlackの雑談チャンネルにjoin。
当時は私を含めて7名ほどのコミュニティでした。長らく私が独り言を発信するX(旧:Twitter)状態なことも・・
社内の従業員数拡大に伴い、入社時の2022年5月からオフ会開始前の2023年6月までの約1年で30名ほどのコミュニティに成長!チャンネル内も双方のコミュニケーションに発展しました。
2023年7月。「ztd_kpopオフ会」が本格始動・・・!
新入社員研修の担当として毎月本社への出張をすることになり、ztd_kpopの仲間たちと6月にランチ会を実施しました。
この日ちょうどカムバしたStrayKids「S-Class」のMV公開タイミングに合わせて13時に会議室に集合し、昼ごはん食べながら皆んなで初見リアクション〜!!
お昼休憩だと話し切れないので「次は夜飲みにいきましょう〜翌月の7月に業務時間終了後に集まろう!」ーーーこれがオフ会のきっかけとなりました。
【起】ターゲットは「Kpopをよく知らないけど、興味はある」層
7月に第1回オフ会を実施!
当時はztd_kpopのチャンネル登録者数・コミュニティの母数拡大を目指す1→10のフェーズ。「参加者の満足度」を意識して企画・運営しました。
オフィスから徒歩圏内レンタルスペースで開催
通常の飲み会との差別化としてソファ・お家感ある空間
写真映えを意識して、ケータリングを注文
最初の2回は❶ztd_kpopチャンネルの振り返り❷各々がおすすめのMVや曲をプロジェクターで流す、という仕立て進行しました。
この時どうしても個人の好きな曲やアイドルのおすすめだと、主観の押し付けや新規ユーザーにとって情報が点になってしまう(Kpopの全体像が見えない)懸念がありました。
「Kpopオタクのコアな会」ではなく
「Kpopに興味はあるけどまだ知らない人のエンゲージメントを高める場」にしよう!と第3回(9月)以降はターゲットを明確にし、進行やコンセプトも少し変更。オフ会の冒頭でも伝えるようにしました。
こうして第3回以降のオフ会の流れは、大枠下記に🫶
ztd_kpopチャンネルの振り返り
Kpopプレゼン
前月の新曲振り返りと次月新曲を出すグループの予習を意識したMV放映
MVを流すだけではKpop-NewJoinnerは全体像を把握できないのでは?と思い、毎回テーマを決めてKpopの仕組みや知識をプレゼンしました!
【承】はじめの6ヶ月で実施したこと
こうして月1回の定期開催を継続!
オフ会と並行して3つのことに取り組みました。
(1)Kpopオフ会記録の作成・展開
実施日/開催場所/参加者
プレゼン資料URL
プレゼン内容をスクショで数ページ抜粋
当日の写真
会場/食事の振り返り/集合・開始・退出など大枠の実施時間
当日放映したMV
オフ会の記録や写真などを、社内のいろんな人のSlackのスレッド奥深くに仕込み続け(草の根活動)、次第に「Kpopオフ会」というイベントの認知も拡がっていきました。
中には「Kpopは詳しくないけど、参加してみたい」という方も現れ、オフ会記録が流入経路となりチャンネルjoin、参加者も複数名!!
(2)ztd_kpopポータルの作成
チャンネルでオーディションや新曲情報を日々共有し合っています。
業務で忙しくて投稿の内容を確認できない時もあるし、情報量も多くて流れがちだな〜と思い、ポータルを作成して情報の集約にも取り組みました。
(3) チャンネルNewJoinnerの歓迎・オンボーディング
チャンネルに新しいメンバーがjoinした際は、お礼と歓迎のメッセージを。
私自身が他の雑談チャンネルに入った際に、自分がjoinしても気づいてもらえない、すでにいる人たちの会話についていけないなど、期待した体験ができなかったことがありました。
ここではそんな想いはさせたくない!ztd_kpopは参加者全員が楽しめることを目指し、日々運営。
【転】手段が目的化していないか、問う
Kpopオフ会の認知・満足度向上によりオフ会リピーターや新規参加希望者が続々。とてもありがたいことです…(震)
チャンネル自体の登録者は65名超え(従業員の4人に1人)
最大で15名近くが参加するイベント
実施4週間前には定員を超える参加申込で締切!
純増を続けコミュニティも活性化し、社内でも登録者が多いチャンネルに成長しました。(10→100のフェーズ)
これまで「最新のKpopの良さを伝えたい・Kpopに対するイメージをアップデートしたい・Kpopを楽しめる人を社内で増やしたい」という想いでここまで走りきってきました。
「人数増えた!やったー!」という単純な感情ではなく「興味を持ってチャンネルに訪れた方が kpopを継続的に聴いてもらえるか、 なにより本人が楽しんでもらえるか?」という責任感の方が増していきました。
オフ会でのプレゼンは誰に頼まれたわけではなく、自分が好きで勝手に始めたのに、より高いクオリティを提供し続けなければならない・・・と、いつしかプレッシャーと高い負荷になっていたのです。
(1回のプレゼンで40ページ〜多い時は70ページの内容を当日は20分ほどで話します)
「次はどのテーマを取り扱うか」「どう表現・レイアウトにするか」「どんな素材が良いか」とこだわりが炸裂して第5回(11月開催)のプレゼン資料作成は(連休中に徹夜して)7時間に及びました。
謎に寝不足になった翌朝
「これは、自己満足になっていないか」
「本当に私が目指している”最新のKpopを届け切る、自走して楽しめる人を増やしたい”という点を線にするアプローチではなく、スポットのイベントになっているのではないか」
と、ふと我に返りました。
【結】目的に立ち返る、ztd_kpopの2024年に向けて
実は先週12月5日は私が幹事を務める最後のオフ会でした!
仕事の忙しさが増してきたことと、ちょうど開始から半年、2023年も終わりという色んな点で良い区切りだな、と決断しました。
チャンネルの登録者も増加し、オフ会も継続的に開催してきました。
継続的な参加により着実にKpop知識を蓄え、もっとコアなトークをしたい人も出てきています。
個人の知識やKpopへの関心がさらに多様化してきたので(とても良いこと)今の「オフ会」では満たせない、とも思ったからです。(コアファンのニーズも満たす施策も必要)
”最新のKpopを届けたい”
”Kpopを自走して楽しめる人を増やしたい”
この想いは変わりません!
ただ、がむしゃらにKpopの素晴らしさを伝えるため・・と思っていましたが、振り返ると自分が仕事で行っている入社者研修に通ずるものを感じました。
歓迎する・迷わないように情報を整える&集約する・交流の場では誰1人置き去りにしないように心がける。
これらはKpop好きの集まりに限らず、社内でのインナーコミュニケーションにもお役立ていただけるかもしれません。
(当たり前のことばかりですが、徹底と継続は容易ではありませんでした・・!)
ztd_kpopは私にとって大切な場所です。
フルリモート勤務で、所属部署は上長と私の2人だけ。業務で日々のコミュニケーションを取る人は限られていますし、頻繁に対面でランチや飲みも行けない。でも、このチャンネルにくると
年齢、雇用形態、居住地、ライフスタイルを問わず「Kpopが好き」という同じ想いを持つ仲間たちがいます。
オフ会の幹事を辞めるからと言って全て終了ではありません!ポータルの更新や日々のチャンネルでの情報発信・交流も今まで通り行います。
【社内】特定のテーマに絞った分科会(ショート版・オンラインセッション)
【社内】準備負荷を下げて、不定期開催でのオフ会継続
【社外】会社名を伏せてKpopオタクとしてのPodcast配信
2024年は角度を変えた取り組み👆にも挑戦していきたいと思います。
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