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韓国・忠南大学との合同プロジェクトに参加して

みなさん、こんにちは。人間文化学部4年の秋山千尋、髙瀨乃彩です。

私たちが所属する李ゼミでは、通常テキストを使った韓国語と韓国についての学習をしていますが、今回李尚珍先生の提案で韓国の協定校である忠南大学との合同プロジェクト「地域社会問題解決 Capstone Design Idea交流会」に参加し、山梨の地域社会の課題について考えました。

7月の合同発表会に向け2つのグループに分かれて、私たちが感じている山梨県の問題点をそれぞれ取り上げ、毎週、議論と情報収集をしました。

青木、加々見、髙瀨のグループでは最近ニュースなどでよく目にするようになった富士山と周辺地域である河口湖の問題に注目し、そこでの課題について考えました。議論しながら実際に現地でアルバイトをし、実情をよく知る山梨出身2人の話はとても参考になりました。

崔、竹野、秋山のグループは、「山梨の観光業の発展と外国人移住のためにできること」をテーマに山梨県の課題について考えました。山梨県には富士山以外にも魅力的な観光地があるため、広報を通して、観光業を地域の活性化に活かしたいと考えました。韓国人留学生のヒョンジさんがいたので、外国人の立場から見た山梨県の良さや課題についても知り、チームのみんなで有意義な議論をすることができました。

課題に対する解決策を考えるにあたり、頭を悩ませることも多かったのですが韓国の学生との中間発表で良い刺激とヒントを得ることができました。韓国語での発表準備も大変だったのですが、韓国人留学生のヒョンジさんの助けや留学経験のある私たち2人が積極的にチーム関係なく協力し、皆で助け合いながら準備したことも良い思い出です。

発表会当日

崔、竹野、秋山のグループは、山梨県の観光業・外国人移住の問題点を調査しました。山梨県観光情報サイトの見直しを提案し、実際に観光サイトの案内をより分かりやすく修正しました。発表会当日は自分たちの韓国語が通じるのか不安もあったけれど、コミュニケーションをとることができて良かったです。また、忠南大学の学生が取り上げたテーマは、日本の地域社会の課題でもあり、現実的な改善案を共有することができ、良い経験になりました。

青木、加々見、髙瀨のグループは富士山をもとにした地域再生について扱い、下の画像にあるモデルコースの提案や宣伝用の見本動画を作り発表しました。そういった製作物を通して自分達ならではの発表をすることができたと思います。忠南大学の学生も積極的な姿勢で聞き、意見や質問を提示してくださったおかげで新たな課題や、自分達のつめが甘かった部分も見えました。私たちのみでは実現できなかった良い議論ができ、とても感謝しています。

最後に、今回の合同プロジェクトを振り返ると準備は大変でしたが、韓国語の向上とより良い山梨作りについて考える有意義な時間になったと感じています。また、忠南大学の学生との交流は時間が短かったのが少々惜しくはありましたが、先生方の助けもお借りしながら良い雰囲気の中行われ貴重な時間になりました。また皆さんも、今回のように普段中々交わることのできない協定校の学生と関わることができる機会があれば、次はぜひ参加してみてください。言語の壁は乗り越えられます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

プロジェクトメンバー:
髙瀨乃彩 加々見莉愛 青木夏葉 秋山千尋 竹野佑香 崔鉉智