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【自問自答】本のワーク①「好き」!

5/18あきやさん講演会に参加してからというもの、ずっと考え続けていることがある。
「本のワーク」についてである。

「なりたい」「好き」「似合う」
現時点でのそれぞれの1冊を選んだのだけど、その過程も含めて自分がなにを考えているのか浮き彫りになってきたというか、自分にとっておもしろい収穫があったのでまとめておくことにする。
表紙を載せるためにリンクをもりもり貼る予定なので記事は分ける。クリックしてもらっても私にはなんの利益も発生しません。

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はじめに


・本の表紙+タイトルの印象から直感で選ぶ!ということなので、それに従う。

・普段から本のジャケ買いをしがち。直感による「好き」を見つけるのは得意。
そもそもモノとしての本が好きなので、直感で目にとまる=好き!になってしまう。それゆえにこのワークで「好き」以外を見つけることにむずかしさを感じていた。

・「なりたい」本、「似合う」本ってなに……?もしや「なりたい」「似合う」の解像度が低い……?

・すでに購入済みで手元にある本は既読未読にかかわらず今回の「なりたい・好き・似合う」の選択肢から外すことにした。
※とはいえ、手持ちのものでどうしても頭によぎる本はある。なのでそれはそれとして記事の後のほうに並べることにする。

・ネットで下調べはしないことにした。書店に出向いて実物を見て、それぞれの1冊を選ぶ。

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「好き」の1冊


・とてもきゅんとする。私はぬいぐるみ作家のKASUMI OOMINEさんの(ぬいぐるみはもちろんのこと)イラストが好きなのだ。
・発売情報をキャッチして「好き〜〜!」となったものの、本屋さんで見かけるたびに「くどうれいんさんのほかの作品読んでからのほうが」とか謎にもじもじしていた。
・あきやさん講演会の後にガールズ数名と入った本屋さんでは入口すぐに平積みされており真っ先に出会ってしまった。ごにょごにょ言いながらほかを見つつ、やっぱりこれがよかった。ぶれない「好き」なのでワークにかこつけてようやく購入。
・この表紙をはじめ、KASUMI OOMINEさんの生み出すものに対して抱く感情は「ああ生きているね、愛しい」。ちょっとへんてこで愛らしい彼らは今もそのへんでお茶でもしているかもしれない。じわっとあたたかくなる。
・こちら、休憩時間に読み進めている。好き。


「好き」候補


・これはちょっと「なりたい」な気がする……と思いつつ、「好き」に分類。
・美しい。あるべき情報がシンプルにそこにある、でも冷たくなくて、むしろあたたかでやわらかに感じるのがすごい。なんて美しいの。これがこどものためにつくられているというのもいい。
・今回のワークを経て本屋さんの戸田デザイン研究室コーナーが好きなことに気づいた。集合しているさまがより好き。すばらしくてうなってしまう。本ではないけどリングカードがたまらん。ほしい。


・これはちょっと「似合う」な気がする……と思いつつ、「好き」に分類。
・モノトーンベースで色数は少ないけど無機質な感じはしない。死を連想させるタイトルの「お墓」とそれにかかる「みんな」、なんとなくやわらかでかわいらしい謎の生きもの(生き……?)のイラストの組み合わせ。なんなんだ?と思わせる感じ。
・帯の伊坂幸太郎さんの「深刻な話なのに、どこか可笑しく感じてしまう」というのがまたとてもよい。
・こちらの作家さんの作品は読んだことがないが、これをきっかけに購入したので楽しみ。


「好き」、手持ちの本より

表紙+中身なども加味して。

・これも講演会後に立ち寄った本屋さんの入口付近にピックアップされていて、なんなんだこの本屋さん!好きだぞ!となった。
・色づかいもタイトルも字もすべてがいい。見るからに荒井良二かつ夢っぽさのあるカラー、猫、好き。
・ページをめくると不思議とどこか遠くまで行けそうな気持ちになる。ぬくもり、すこしのさみしさ、あふれるエネルギー。パワー。


・レオ・レオニの絵本、すてきだなと思いながらもほとんど内容を知らない。なぜかスイミーの雰囲気にぐっと惹かれてしまう。おそらく教科書に載っていたと思うが、こどものころ読んだ記憶はない。ただただ絵として眺めたくて大人になってから買った。
・色づかい、色の重なりかた、ところどころ質感の異なるタッチのおもしろさ、全体的に淡そうでそうでもないところが好き。
・文字組みというの?日本語と英語を見比べたくて洋書のハードカバーも持っている。
・関連グッズを買ってもいいことにしている。


・色づかい、バランス。かんぺき、さいこう、好き。殿堂入り。
・シリーズのうち中身で1冊挙げるなら、文字のない『絵巻えほん 11ぴきのねこ マラソン大会』を挙げたい。これもさいこう。
・今こんなに好き好き言ってるけど、こどものころにはふれる機会がまったくなく、なんなら今年初めて読んだ。おそらく何周年とかでたくさんグッズが出ていたとき、お話を知らないから気になっても買えない……となっていた(キャラクター要素が強そうなものは「かわいいから」だけでは買えない……という自分基準)。
・猫は好きだけどこれは「11ぴきのねこ」という別の生きものだと思っている。
・(読んで納得したので)関連グッズを買ってもいいことにしている。


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雑感

・こうやって並べると、「好き」にはわりと一貫性があるように思える。色づかいとか余白の取りかたとか、紙の質感にも惹かれている気がする。つやつやよりざらっとした風合いのものが好き。でもここに挙げたものは絵本が多いので表紙の素材は思ったよりつやつや寄り。数ある好きの中でも、「あたたかみ」や「生きもの要素」が共通している。

・結びつけて考えてはいなかったが、自分のファッションとしては外側に取り入れないようなものが多い。

・予想どおりというか、「好き」はわりと書店のどのコーナーでも見つけられるように感じた。ビジネス書には少ない。絵本や詩歌の棚に多い。絵本には多いが、好みの傾向には偏りがある。

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次は「似合う」についてまとめる。

つづく。

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