シンネン、アイシテ、オネガイシマス@音原田来可

明日までに大金が必要な君、銀行強盗をする時は顔に大きな傷のメイクをすると良いらしい。すると目撃者は「犯人は顔に大きな傷のある野郎だ」とだけ覚えて通報しますので、逃亡の成功率が上がるそうです。
時に大きな特徴は詳細を誤魔化してしまうようで、派手な髪だとか極端な体型はキャラクターを曇らせます。逆に「変な奴ではあるがなんて言ったら良いんだろうか」と頭を抱えさせる人間は面白い。そこを目指すべく、〇〇系だとか個性的な奴だとかのラベルから逃げ続けねば。

授業が退屈な時、指の毛を抜く癖があります。自分の手元を凝視するほど退屈な話だったってこと。嫌な奴だよね。そういや、公演のメンバーに手の造形を褒められました。照れ隠しで寒がりさんのポーズをしちゃったけど、僕も自分の手が好きです。年に5回くらいは誰かに褒められます。ただ、被写体を手に持って撮った写真をSNSに上げて「そんな事より手が綺麗」とコメントがついたりするとゲンナリです。そんな事よりじゃなくてさ。僕の話聞いてよ。それが嫌で手を写さなくなりました。話題のノイズになりうる物が嫌いなんです。

笑って欲しくない人はいないけど、笑い声の種類は選びたい。嫌いな種類の笑い声って、君にもあるでしょ。

2ヶ月前の公演では最年少だったのですが、今回の座組みでは僕が最年長のようです。未来だねえ。猿の惑星かよ。そういう瞬間は突然やってきます。今回のオムニバス公演なんか新しい試みで最高だし、おもしろ後輩たちが活動していくんだろ? どーするよ、マジの話。先輩ですみたいな顔しとく? 僕もうちょっとふざけたいんだけど。何しても見透かされるじゃん。全てをフリにできたら良いのにな。詰んだ。

FAKEな奴だと思われたくないよ。後輩達にはカッコいいと思われたいし、格の違いみたいな物を見せつけにゃならん。みんな~、愛してくれ~。

おいおい、ナーバスな人間じゃ笑えないぜ。ギョエ~!

山脈の公演で役者をやるのは1年ぶり。他の活動を色々してた、全部好きな事ね。できる事と好きな事の差がさほど大きくないから楽しそうに生きてる。楽しそうでしょ。全部前には向かってます。たぶん。











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嘘のリップモンスター

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