【追い出し公演】いつかまた@ぽかぽかおてんきくん

 さて、いよいよ公演本番を迎えたわけですが、最初から最後まで通して改めて気付かされたことは、今回の公演はほとんど気を抜く暇がないなということです。


 私が前回役者として出演した銀嶺祭公演の話になるのですが、その時は役者の人数が多く、舞台裏に捌ける場面というのも多々ありました。そうしたタイミングは気持ちを落ち着かせたり身だしなみを確認したりといった時間に使うことが出来るので、単純に安心することができます。

 しかし今回の公演では舞台裏に捌ける場面というのがほぼないため、常に役を演じ続けなければいけません。

 例えば髪が乱れた時、服がよれた時、体勢を変える時など、細かい動き取りたい場面というのは多々あるのですが、その時に演じている役として動かなければいけない。さらに他の役者を目立たせたい時は、もっと気を遣わないといけません。

 練習を見にきてくれた先輩からは「自分が話していない時の反応が不自然だぞ」といアドバイスもいただいたりして、良くも悪くも自分を見せ続ける今回の舞台は、自分の成長につながったと思います。


 そんな中、役者同士の助け合いを実感できたのも今回の公演でした。役者が4人と決して多いわけではない今回の公演、相手のことを知るたびに劇中でのセリフのカバーや細かいやり取りの精度を高めていけたように思います。


 自分にとって成長の多かった今回の公演は間違い無く今後に活かせるものだと思います。

 スタッフの皆さん、先輩方、そして見にきてくれた方々全てに感謝を伝えたいと思います。

 今回の公演は追い出し公演ということで、私も含めて離れ離れになってしまう仲間が多いです。寂しいですが、これを終わりとせずにまた次へと進んでいきたいです。

 今までありがとうございました。

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