創世神話
創世の神は世界をお作りになる前に、自らを二分割された。
片面は、民に試練を与える『冷徹なる神』となられた。
片面は、民に恩恵を与える『叡智なる神』となられた。
自らを分割することで互いを客観視し、相互監視することでバランスを取るという、神ご自身の采配であった。
――創世神話一章一節『始まりの日』より抜粋
ぅぇぇ・・・またやっちゃったぁ・・・。
「マヂ無理・・・病む・・・」
「れぃてゃ、どしたの?」
えぃちだ。
えぃちは、れぃてゃの、ズッ友。
たったひとりの、ズッ友。
「文明、滅ぼしちゃったノ・・・」
「たぃへん・・・」
こぅぃぅとき、ぃっしょになぃてくれる。
ゃさしぃ。
でも、れぃてゃ、今すっごい病み病み。
「ぁたしは何やってもうまくいかない・・・病む・・・」
「ね、れぃてゃ。ァタシも、手伝う」
おてて握ってくれた。
ぁったかぃ。
「えぃち・・・」
「二人で、がんばろ?」
「ウン・・・頑張る・・・」
ズッ友のえぃちとなら、できる気がする・・・!
「とりあえず、星つくるとこから、やりなおす・・・」
ええと、星、星だから・・・
(続く)
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