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【フリーミアム戦略】無料サービスから利益を生み出す方法とは?

こんばんわ
りゅうへいです。
このブログではビジネススキルに
少しでも役に立つ情報を発信しています。
これから起業したい人、
すでに起業して1年目の人を
対象に書いているブログになります。


そんな今日は

・起業したいけどボンやりとして
 何をして良いかわからない

・起業1年目で売上がなかなか上がらない

そんな人のために、
「企業がどのような事業をしているのか」
なども大事だと思ったので勉強し、
情報を共有する必要があると感じたので
企業のビジネスモデルについて書きます。

今日のブログを読むと
あなたがやっているビジネスの参考になると思うので是非最後まで読んでください。

あなたは無料サービスから
収益を作る方法を知っていますか?

その方法はフリーミアム戦略と言います。

フリーミアム戦略

フリーミアム戦略とは
一部の有料会員からの収益で無料利用者を含む
サービス全体を成立させる収益モデルです。

Freemiumという言葉はFree(無料)と
Premium(上等な、高品質)からなる造語で主な特徴は以下の2つになります。

・サービスの基本機能は無料で提供する
・高度な機能や高品質なサービスは有料で提供する


フリーミアム戦略では、
まず基本的な機能を無料サービスで
提供することで利用者の獲得を促します。

そのうえで、高機能や良い品質のサービスを有料で提供することで収益を得て、無料利用者も含めたサービス全体を補っています。

実際にどのようなメリット・デメリットがあるのか書いていきます。

フリーミアム戦略のメリット

無料のため利用してもらいやすい
知らない商品やサービスを有料で購入もしくは
利用する場合は少しハードルが高いと思います。

無料で提供し、お客さんが手に取る
ハードルを下げることで
新規顧客を獲得しやすくなります。

身近な例ですと、
スーパーの試食コーナーがわかりやすいでしょうか。

自分が気になっていた商品を購入したは良いけど、「口に合わない」「美味しくない」と感じた場合、「買って損した」などと嫌な気持ちになると思います。

ですが、
試食コーナーで買う前に
味が確認できるのであれば、

「まぁ無料で食べれるし、味が知れるならいっか」と無料で提供したことにより「味などの不安」から普段は手に取りづらい商品でも
試食をさせることで、より商品が手に取りやすくなります。


他にもゲームアプリも同じなのではないでしょうか。


パズドラなどのゲームをインストールするのは無料で、遊ぶのにもお金はかかりませんがアイテムを獲得するのに課金する必要があります。

これもゲームをプレイする分には
「お金がかかりません」とハードルを下げ、
キャラクターを強くするためには
アイテムを購入する必要があり、
課金がしやすくなったということです。


また、お客さんとっては「無料」ということであれば、友人などに紹介しやすいという特徴もあります。

口コミの広がり・多くの顧客への認知も期待できるでしょう。

お金を払ってもらいやすい

顧客は先に無料体験を使いサービスや機能など、良さがわかっているので、有料プランを提供してもお金を払ってもらいやすいです。


例えば、
Netflixやマンガアプリのサービスがこれに該当します。

「新規会員登録で月額料金3ヶ月無料で気になる名作映画が見放題」
「このマンガの続きを読みたい方は月額〇〇円」

と無料で顧客にサービスの良さを知ってもらい有料プランを提供しています。

このように無料プランを利用してもらい、
有料プランへ切り替えたいという欲求を奮い立たせる仕組み作りが大切です。

フリーミアム戦略のデメリット

黒字化までに時間がかかる
フリーミアム戦略では基本的な機能やサービスは無料で提供します。
そのため、「どこまでを無料にするのか」
「有料プランへの促し」などを考える必要があります。
そして顧客が有料プランへ移行しないと、
事業の黒字化までに時間がかかり、
利益を生むことができないというデメリットが発生します。

例えば、
先ほどの動画配信サービスで観れる作品が
多すぎたりするのも効果的ではないということです。

しっかりと「ここまでなら無料」、「それ以降は有料」という
有料の部分に付加価値をつける必要があります。
実際に「有料」「無料」のメリハリを
つけた部分を企業の事例で紹介します。

フリーミアム戦略の企業事例

Dropbox

インターネット上にデータの
保存ができるサービスで
有料のPlusプランは月額1200で、Professionalプランは月額2000円です。

どのようなサービスがあるかというと
写真や動画、資料などの各種ファイルを
保管できるサービスになっており、

無料(Basicプラン)プラン
有料プラン(Plusプラン・Professionalプラン)
に分かれています。


友達や知人を一人紹介するごとに無料(Basic)プランでは
最大16GBまで無料で容量が使え、有料(Plus・Professional)プランも
同様に紹介するごとに最大32GBまで無料で容量が獲得できます。

Dropboxは紹介が紹介を呼び、利用しているユーザーは全世界で5億人にまで増えそのうち約11000人が有料会員です。

また、Professionalプランを選択すると
インターネット上で使える容量は無料プラン(2GB)のおよそ1500倍になり、
ファイルの復元機能が180日間可能などのサービスがあります。

他にも無料プランではDropboxの端末への
接続は3台までと制限されていますが、
有料プランでは無制限に接続できるサービスも兼ね備えています。

無料プランを利用開始後、ユーザーは2GBの容量が無料で使用できます。

Dropboxの便利さに気付いたユーザーは自分のアカウントにデータを次々と追加するようになり、データの保存や共有を行いDropboxを利用することが当たり前になるのです。

そして、容量の使用量が2GBの上限に達する頃には、新しいサービスに乗り換えてすべてのデータを別の場所へ移す労力や手間があり、最終的に有料でストレージを追加することになります。

有料版サービスを個人のみならず、フリーランスやスタートアップ企業へと展開していくことで成長を続け、2020年上半期の売上は48億7400万円となっております。

Spotify

Spotifyは世界で利用されている音楽配信サービスです。
SpotifyにはSpotify Freeという無料プランと
Spotify Premiumという有料プランがあります。


無料プランと有料プランを比較したときに無料プランにはいくつか機能制限があります。


無料プランでは、曲の再生がシャッフル再生のみとなり、アルバムの曲を順に聴いたり、プレイリストを1曲目から順番に聴いたりすることができません。

ですが、有料プランの場合は好きな曲を再生でき、順番通りの再生も可能になります。


さらに無料プランでは数曲、再生すると
15秒〜30秒程度の広告が流れるのも特徴です。

また、聴いている曲とスキップしたいと思った時には6回までという制限や音楽のダウンロードもできないため、圏外や機内モードで音楽を再生することもできませんが有料プランでは利用制限がありません。


このように
無料プランと有料プランを比較した時に
音楽が聴けても、広告が流れてきたり、
ランダムで興味のない曲が流れるため、

自分の好きな曲だけを
広告なしで聴こうと思うと
有料プランに入るしかありません。

広告のうっとうしさや自分の好きな曲だけを
思う存分に聴きたい人だけは、無料プランから
有料プランに変更してしまう訳であります。

実際にSpotifyは日本の利用者だけではなく
海外にも多くの利用者がいます。

2020年10月の発表で世界のユーザーは
3億2000万人に達し、前年度(2019)の
7月〜9月と比べよりも29%増え、
有料会員も27%増加し、1億4000万人になりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

フリーミアム戦略のメリット・デメリットや
事例を踏まえてご紹介しました。

あなたも実際にビジネスで導入する際の
イメージが湧いてきたのではないでしょうか。

これから起業したい人、もしくは起業1年目の人に改めてお伝えしますが

「どうすれば利用してもらえるのか?」
「顧客は何を求めているのか?」
「無料でどんな価値あるものが提供できるのか?」
を考えた上で、サービス展開してみてください。

フリーミアム戦略を活用し、ユーザーが求めるサービスが提供できれば、あなたのビジネスは大きく加速することでしょう。

参考
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/quarterly/DBXhttps://japan.cnet.com/article/35161731/

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