【シェアリングサービス】所有物を貸してお金を生み出す賢い方法
こんにちは
会社経営を目指し、
現在はフリーランスとして
活動している元消防士のりゅうへいです。
このブログでは僕が勉強したビジネスの知識についてアウトプットしているブログで少しでも役に立つような情報を発信しています。
このブログは
・起業して従来のビジネスを改革したい
・やりたいサービスの構想はあるが、
うまくまとまらない
・新しいビジネスを立ち上げたい人
このような方を対象に
書いているブログになっており
・どのようなマーケティング手法があるのか
・マーケティング手法を使って
成功した企業の事例
・メリットやデメリット
などのビジネスモデルを紹介していきます。
そんな今日のテーマは
シェアリングについてです。
そもそも「シェアリング」とはなにか
「どんなサービスなのか」を解説したブログになってます。
シェアリングサービスって?
シェアリングとは、インターネットやSNSを利用して、個人同士でモノや空間、労働を取引するサービスのことです。
従来のビジネスは、企業が消費者に対して商品やサービスを提供するものでした。例えば、不動産屋から家を買い、家の所有権は購入者(消費者)の本人のモノになるということです。
ですが、シェアリングではモノを共有するということで、所有権は貸したい人に本人にありますが、「あなたに貸してあげる」「一時的に使って良いですよ」という形で、共有することを言い、基本的に個人同士で取引をするサービスになります。
例えば、家の一部屋を貸したい人と部屋を一時的に借りたい人がいるのであれば、「2時間〇〇円ね」と利用を許可する代わりに対価をもらうことです。
シェアには2つに意味合いがある?
そして「シェア」には2つの意味合いがあります。
1つ目の意味は「モノを個人でシェアする」という意味です。これは先述でも書いた通り、カーシェアや衣料品、空間のシェアサービスなどはこの意味合いに含まれるサービスです。
2つ目の意味は「労働力をシェアする」という意味です。仕事を発注したい企業と受注したい個人をマッチングさせるもので、個人が複数の企業のために働くことによって実現しているため、企業から見ると「労働力がシェアされている」と言えます。
この2つの意味から「貸した人」、「借りたい人」の市場は年々に高まっています。
下のグラフのように2019年度の国内シェアサービスの市場規模は3819億円に対して2020年4847億円とシェアサービスは今後も拡大されると予想されていています。
このように必要なものは必要なときだけ借り、使わないものは人に貸すシェアサービスが、消費者の行動を変えつつあることがわかっています。
日本には昔、ご近所同士で物々交換をする”シェアの文化”がありました。僕のお婆ちゃんも近所の人にいらなくなった洋服や使わなくなった食器などの物々交換をやっていたのを目にしたことがあります。
そこにインターネットが普及し、SNSが身近になったことを通じて、サービスを提供したい人とされる人がつながることで生まれた“ 現代版の物々交換 ”が、シェアサービスと言えるかもしれません。
実際に現代版、”物々交換”にはどんなメリットがあってどんなデメリットがあるのか書いていきます。
シェアリングのメリットって?
①提供する側のメリット
1.資産に新たな価値を付けられる
今は使っていないもしくは使う予定のない部屋や家などの所有物があるかもしれません。そのままにしておくと経年劣化して、いずれは使えない状態になってしまいます。
そこで、部屋や家を民泊として貸し出し、必要としている人と共有することにより、資産としての新たな価値を付けることができます。
2.収入源となる
場所やモノのような所有物であれば、それを必要な人に貸し出したり売ることにより新たな収入源となります。
他にもプログラミングや英語など自分の持っている専門スキルを活かし、必要な人へサービスを提供することも新たな収入を得られます。
利用する側のメリット
1.コストが抑えられる
Honoteというリサーチ会社によると民泊を利用したことがある人に向けたアンケートを実施したところ、約80%が「価格の安さ」と回答していました。シェアサービスを利用することでコストを抑えられることに魅力を感じている人が多いことがわかります。
2.不要なものを持たずシンプルライフを実現
個人でモノを所有すると購入する際の費用はもちろん、それを維持または所有するための費用や場所、時間などがかかります。
具体的な例でいうと車です。購入費や維持費が高く、点検に出すと時間がかかるなどがあります。
必要な時にシェアサービスを利用することで、不要なモノを所有せずライフスタイルをシンプルにすることができます。
シャアリングのデメリットは?
シェアリングについてのメリットについて紹介しましたが、デメリットもあります。
1.サービス提供者・利用者双方の安全と信頼
シェアリングサービスの特性として、個人間でサービス提供・利用をするため、どのような人がサービスを提供・利用するのかという不安要素があります。
他にも利用者は受けたサービスの値段と質に不満を感じたり、提供者もマナーの悪い利用者が原因でトラブルが発生する場合があります。
2.事故・トラブルの際に責任の所在が曖昧
個人間でモノやスペースの貸し借りをすることには、事故やトラブルの不安が起こります。
例えば、シェアリングサービスによって借りたモノを壊してしまった、借りた時にはすでに壊れていたが、それを証明する手段がないといったようなことが起きると、そのトラブルを誰が仲裁するのかという問題が生まれます。
このような他人同士の関係でモノの貸し借りをする時はお互いの信頼関係が前提になっています。
そんな関係であってもモノを壊してしまったなどの問題が起きた時は解決が難しい場面があるのもデメリットの一つになります。
そしてトラブルを未然に防ぐため、事前に本人の公的な身分証明書の登録や提出を求めることや壊れていたものは先に伝える、傷がないかなどのチェックシートを活用するなど、互いの安全や信頼を確保することが大切になってきます。
シェアリングサービスを提供している企業の事例
1.Aribnb
Airbnbは宿泊ののため(空室)の貸し借りの仲介を行う企業です。
2008年にサンフランシスコで設立された同社のWebサイトには、2020年8月時点で全世界約190の国と地域において、約600万件の宿泊先が登録されています。登録宿泊先数では世界一の宿泊サービスと言えます。
ゲストが支払う宿泊費はAirbnbに振り込まれ、同社が15%程度の手数料を引いた後、残りの宿泊費が部屋の所有者に支払われます。
Aribnbの元々のコンセプトは「ホームシェア」であり、当初は所有者の家の空室をゲストに提供する個人間取引の仲介サービスとして始まりましたが、現在は、部屋の所有者が住んでいない家や宿泊用に購入された物件も登録されてます。
Airbnbが市場に根付いた背景には、所有者と利用者がお互いに信頼できるシステムを作り上げたことがあります。
利用者は「部屋が事前情報通りであったか」や「所有者の対応」などを評価します。
一方で所有者は「ゲストの部屋の利用にあたっての行動や振る舞い」を評価します。
また総合評価やキャンセル率などの複数の条件を満たした所有者を「スーパーホスト」として認定することで、信頼性をわかりやすく表現します。
結果として、利用者は場所や設備、価格など意外に、レビュー(所有者に対する評価)をみて部屋を予約します。一方で、所有者は評価の低い利用者を拒否することもできます。
加えて、同サービスを利用するときは、住所や名前、公的機関発行の運転免許証などの身分証明書のいずれかによる本人確認がAribnbによって求められる場合があり、これも所有者と利用者の信頼関係を高める仕組みの1つにもなっています。
2.akippa
日本にもシェアリング・ビジネスを手掛ける企業が生まれています。大阪で2009年に創業されたakippaは月極め駐車場の未契約スペースや個人宅の空き駐車場などを1日(場所によっては15分)単位で利用できるサービスを提供しています。
日本の都市部では路上駐車の取締りが厳しく、また、駐車場見つけることも困難です。akippaは場所によってはコインパーキングの3分の1といった低下価格で利用できるため、市場シェアを2019年までに3万拠点と伸ばしています。
akippaもAirbnb同様、その利用にあってはクレジットカードによる決済や携帯電話の通信料金と合算の決済が必要になり、また、利用予約の際には、車種やナンバーなどの提出が求められます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「シェアリングサービス」のビジネスモデルについてブログを書いていきました。
「起業して革新的なビジネスをやりたい」
「やりたいビジネスの構想がまとまらない」
という方に不安が解消できたのであれば幸いです。
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