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【ブルーオーシャン】誰も創出していない価値を作り出す戦略

こんにちは
会社経営を目指し、現在はwebライターでフリーランスとして活動している元消防士のりゅうへいです。

このブログでは僕が勉強した、ビジネスの知識についてアウトプットしているブログで、少しでも役に立つような情報を発信しています

このブログでは

・起業して従来のビジネスを改革したい
・やりたいサービスの構想があるが、うまくいかない
・新しいビジネスを立ち上げたい人

このような方を対象に
書いているブログになっており

・どのようなマーケティング手法があるのか
・実際に成功した企業の事例
・メリット・デメリット

などのビジネスモデルを紹介していきます。


そして今日のテーマは
「ブルー・オーシャン」についてです。

そもそもブルー・オーシャンとは何か?
どんな戦略なのか解説していきます。

ブルーオーシャンってなに?

ブルー・オーシャンとは、競合相手の少ない市場または競合相手がいない市場を開拓し、その領域を切り開くことです。

競争する相手がいないと聞くと、ゼロから新しい商品や新サービス、今までにないビジネスモデルを作ると思う方もいるでしょう。

まぁ確かに、それも間違いではないですが、それだけがブルーオーシャン戦略というわけではありません。

すでにある商品やサービスを地域を変えて販売する
競合他社の過剰なものを減らし足りないものを増やす

これもブルーオーシャン戦略の
基本といっても良いでしょう。

仮に

まだ誰も観たことがない
まだ誰も使ったことがない
まだ誰も経験したことがない

そのような新商品や新しいサービスを作るのは、非常に難しいのではないでしょうか?

現代社会においてモノがあふれ、色々なサービスが増えたことが要因だと僕は思っています。

まぁ、とはいえ、、、
アイデアを量産できたり、色々なことを発想できたりする人も世の中にはたくさんいるので一概に無理だとは思いません。

例えば、Appleの創設者である
スティーブ・ジョブズは
Mac、iPhone、iPadなど歴史に残る
商品を次々と生み出したんですから

なので今日は他社から

取り除ける部分と減らせる部分、
足りないものを増やし
新たな価値を付け加えたことで成功した

企業の事例やブルーオーシャン戦略のメリット・デメリットなどを紹介します。

また、ブルーオーシャン戦略では

「取り除く」「減らす」「増やす」「提案する」

この4つをアクション・マトリックスと言い
市場を創造するための具体的なフレームワークになります。

・取り除く
 業界が長年わたって競争している
 要素で取り除くべきものは何か

・減らす
 業界の標準と比べて、
 大胆に減らすべき要素は何か

・増やす
 業界の標準と比べて
 大胆に増やす要素は何か

・付け加える
 その業界で1度も提供されていない
 新たに創造すべき要素は何か

この辺も踏まえながら
企業の事例を書いて行きます。

ブルーオーシャンで成功した企業事例

QBハウス

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QBハウスはキュービーネットホールディングスが
運営するヘアカット専門店です。

キュービーネットホールディングスは、他にも訪問理美容やスタイリスト育成事業を行う会社になります。

QBハウスは1996年に東京の神田に1号店がオープンし、主要な駅の構内やオフィスビルなど小さなスペースを借りてチェーン展開をしています。

QBハウスのアクション・マトリックスは

・取り除く
 個性に合わせたヘアカット
 快適な店舗空間

・減らす
 予約の必要性
 シャンプーとブロー
 シェービング

・増やす
 待ち時間を作らない
 低価格

・付け加える
 短時間で散髪する

このように従来の理容室や美容室では、当たり前だったサービスを大きく取り除き「短時間で散髪する」という利便性に集中したサービスを展開したのです。

QBハウスのカットにかかる時間はおよそ10分程度です。

そこでのお客様に提供する価値は

髪型を極端に変えるのではなく、個性あるベストな髪型を維持するために、カットを提供しているそうです。

また待ち時間がほとんどなく、事前予約などを必要としていないため、お客様の回転率も非常に高いので、カット料金も1200円と安く提供しても利益の方が高いと言われています。

サービスを開始して以来、
急成長を遂げ続けるQBハウス


今では日本国内に582店舗まで増やしシンガポールや香港、台湾などの海外にも事業を拡大し、国外にも133店舗展開しています。

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2020年は新型コロナウイルスの影響は受けたものの来客数も年々と増えております。

RIZAPグループ

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2003年創業で確実に「希望体重を叶える」で印象的なCMでおなじみのプライベートジムを運営する会社です。

トレーニングジムの運営だけではなく、他にも美容関連商品の販売や健康食品の販売を行っています。

ライザップのアクション・マトリックスは

・取り除く
 スタジオ設備
 ジャグラーなど設備
 自宅での運動指導

・減らす
 プールなどの施設
 タオル、ウェアなどのサービス

・増やす
 個室でのトレーニング

・付け加える
 トレーナーのコーチングスキル

ライザップにはコースによって値段が異なっており16回で298,000円〜となっています。

同額の会費のフィットネスクラブが、提供するプールやジャグジーなどの豪華な施設はありません。

ライザップが提供するのは

目標を達成するまで、
専属のトレーナーがお客様に寄り添う、
徹底的なコーチング指導

毎日、朝昼晩の食事の写真を
トレーナーに報告し、食事に関する
アドバイスや指導の提供

このように一人ひとりの内容にあう
プログラムを考えサポートをすること

他のパーソナルジムにはないプライベート空間でのトレーニングを行うことで、創業から18年で全国に130店舗を展開し、27社のグループ企業へと成長しました。

ブルーオーシャン戦略のメリット

今回の事例のように差別化することで、ブルーオーシャン市場を獲得しましたが、まだ競合が参入していない市場であれば、価格相場も決まっていません。

販売価格を自社で設定できるため、高価格で販売すれば、多くの利益を獲得することが可能になります。

ブルーオーシャン戦略のデメリット

競合がいなくて、良いアイデアを見つけたとしてもマーケティングスキルがないと市場を開拓できません。

ブルーオーシャン市場では世間から認知されていない市場です。

しかし、新しい商品やサービスが売れて認知され始めた時に別の企業も参入してくる可能性があり、ライバルが増え価格競争になる可能性が上がります。

ブルーオーシャンを見つけるポイント

同じ業界からヒントを探す

全く同じ業界からヒントを探す方法です。
先程のQBハウスでいえば、競合が多い理容室や美容室がやっていない、「早い」「安い」「待たない」をやったことで顧客を獲得しました。

顧客のグループからヒントを探す
商品を購入したお客様だけではなく、その周りにいるユーザーにも目を向けて、ヒントを得ても良いでしょう。

例えば、介護用品などの場合は、商品を利用する高齢者ではなく、家族が購入する場合が多くあるようです。

そちらにも目を向けて商品の開発をしていく必要があります。

未来を予想する
未来を予想してブルーオーシャンのヒントを得るということです。

時代の流れによって市場も大きく変化します。
現在であればSDGs(持続可能な開発目標)を2030年までに環境問題や人種差別などを解決していくことを世界の国々で掲げています。

それに伴ってどのようにしていけば問題解決ができビジネスになるのか、考えるみても良いですし、

常にアンテナを張って今後の未来を予測して、ブルーオーシャンのヒントを見つけても、良いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ブルーオーシャン戦略について
ブログを書いていきました。

もう一度おさらいすると
ブルーオーシャン戦略とは

市場に競合がいない、
もしくは少ないぶん
大きな利益を獲得する
ことができます。

ですが、他社がどんどん参入し、商品やサービスを値段で勝負しようとするので利益が少なくなってきます。

また、市場を見つけることも簡単ではないですが、同じ業界からヒントを見つけ出したり、お客様の周りの視点をおいて、ヒントを発見することで、今後あなたにとってより良いビジネスが展開できれば幸いです。


参考URL
http://www.qbnet.jp/company/
https://www.rizapgroup.com/

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