2014年に1994年のミラを思い出して。

ダイハツから2代目コペンが発売され、その心臓部たるエンジンが3気筒ターボになってしまったことに、初代の4気筒ターボと比べて、スペシャリティ感のスポイルを嘆く論調もあるようです。一方で、エンジンが何であろうと、電動オープンであることがコペンのアイデンティティという見方もありましょうが、それはさておき。

初代コペンのエンジンは、JB-DETという型式でしたが、そのエンジンのルーツといえるのは1994年に誕生した4代目ミラのターボグレードに搭載されたJB-JL型エンジン。

2014年のいま、そうした1994年の記憶をたぐり寄せると、ある印象深いエンジンの型式がフラッシュバックのように浮かんできます。


それがダイハツJB-EL型エンジン。

ミラ・ターボに積まれ、初代コペンに受け継がれた4気筒ターボエンジンの、NA(自然吸気)仕様を思い出すのでありました。


ボア×ストロークは61.0×56.4mm、最高出力は58ps/7600rpmという高回転指向のエンジン。NAゆえにトルクは薄く、けっして速さは感じません。

それゆえ、4代目ミラの、ほんの一部のグレードに積まれていただけで、前期型でディスコンになったような記憶あり。

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