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アンダー軽自動車、今度は高価格帯になる?
レギュレーションにより限られたスペースを最大限に活かすために、背高トレンドがメインストリームとなっている軽自動車。
その主力プレイヤーのホンダN-BOXが、スペース活用のために背高シルエットを選んだという素性を、まるで否定するかのような、ホイールベース、全長ともに0.5mも短くした2シーターを提案。
それが、画像左に見える「N-TRUCK」。
アンダー規格サイズの軽自動車といえば、かつてスズキ・ツインといったモデルがあったのですが、商業的に成功したとはいえなかったのでした。
おそらく、その理由は廉価グレードを用意して、「小さいから安い」という直感的な商品企画としてしまった点にあるのだろうと、いまだから思うところ。
スタンダードサイズよりも小さくして、同じ性能を満たすのであれば、むしろ高価になってもおかしくないというのは、音楽プレーヤー、パソコン、スマホなどで市場も理解できる部分もあるでしょうし、むしろ高価にすることでスペシャリティ感を出すことが、有効な市場を生み出すであろうと、このN-TRUCKを眺めていると実感するわけです。
とはいえ、この個体を見る限りは、すぐに量産という段階でないにも明らかで、高価格帯で勝負できるという土起こし的なマーケティングが、まだまだ必要な段階という印象もあるところですが、はたして?
もっとも、単に小さくて取り回しがいいというだけでは、国交省も含めて新しい規格として実証実験が行なわれている二人乗りミニカー(超小型モビリティ)と被ってくる部分もあり、アンダー軽自動車規格のクルマを提案するには非常に微妙なのも事実ですが……。
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