ホンダのフラッグシップモデルは日本的でさりげない、料亭のおもてなし
ホンダのフラッグシップモデルである「レジェンド」が登場。
3.5リッターV6エンジンに、3つのモーターをプラスしたハイブリッド4WDカーとしては680万円というリーズナブルな価格でともかく未来の走りを体感できると期待しての試乗。
その試乗直後のメモを、うれしはずかし公開であります。
ホンダセンシングという先進安全技術には追従クルーズコントロールも備える。その加減速マナーには不満なし。
電動SH-AWD(スーパーハンドリング・オールホイールドライブ)という独自テクノロジーにより、ライバルとは異なるポイントが多々あるけれど、そこにフォーカスして一点豪華主義のような見方をしてしまうのは、プレステージセダンとしては違う。
とはいえ、SH-AWDの生むもろもろに注目しないわけにもいかず。なんとも悩ましい。
とくに、リア電動モーターによるEV走行においてラグジュアリーなプレミアムカーとしての濃度は圧倒的に濃くなっている
電子制御によるハンドリングは、ハマるシチュエーションでのオンザレール感は(旧モデルでのメカニカルSH-AWDと比べて)伝統の進化を感じさせる。
ハマるシチュエーションを狙うなら、それなりに意思を込めて操作する必要がありそう、また先読み的な操作はしないほうがマッチしそう。
その意味では、たしかにホンダらしいフラッグシップであることは間違いない。
基本的にはハイテクが裏方に回っているのは好印象。あえて裏方を表に引っ張りだすような、動かし方をするのは間違ったドライビングと窘められる印象。
イメージとしては伝統的な料亭での宴会。最高の素材と最高のおもてなし。そして羽目をはずし過ぎたときの対応まで含めて。
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