2019年の仕事と雑感

〇インターネット記事

〇書籍・雑誌

【編集】■書かれる声──あるいは韓国文学が対峙しつづけるマグマ
・相克と鬱憤|対談●キム・ヨンス × チェ・ウニョン
・韓国文学探訪記|インタビュー●韓国文学翻訳院/文芸誌『Littor』/書店コヨソサ|取材・文_吉川浩満
・詩は民のあいだに|キム・ヘスン/イ・ジャンウク/チョン・ハナ|選出・訳・解説_吉川凪
・空と風と星と詩|文_多胡吉郎
・茨木のり子と韓国詩|文_斎藤真理子

東大総長・五神真による『大学の未来地図』(ちくま新書)構成。

「気が利く後輩」を執筆。笑点が好きで大学の落研に入った私が「あれは台本だよ」と先輩に夢砕かれて大人になった話を書きました。

2月号、4月号にて、荻上チキ「理不尽と闘う武器を持て」を構成。デモクラシーや経済政策、メディア、コミュニケーション、フェミニズムなどをリベラリズムの観点から平易な言葉で読み解く。

筑摩書房のPR誌「ちくま」12月号に、「土曜の昼のカップ麺」と題し、磯野真穂『ダイエット幻想』の紹介文を書いています。

石山蓮華さん制作の同人誌『犬より長生き』に「犬を投げる」というエッセイを寄せています。

〇ぽてと元年

〇雑感

とにかく今年はヘロヘロだった。仕事も進まなかった。しかしなるべく毎日仕事場に行ったり、ジムに行ったりと精神は前向きであり、私は私のことを少し見直したりした。2019年も健康でよかった。

そして今年は2回韓国に行く機会があった。韓国文学との出会いは思いがけず、とても嬉しいものだった。本当に色んな人に助けてもらった。沖縄生まれであることもあり、戦争の加害についてあまり考えたことがなかったと気がついた。加害をどう書くのかについて、ずっと考えているがまだわからない。そして2回目の取材の分がまだ書けていないので、年末年始で頑張って書きたい。

去年と比べるとインタビューの本数は半分以下に減った。今年はじっくり勉強して取り組むものが多かったように思う。来年はもう少し、取材したものを書きたい。

在野研究ブームがあり、連載「在野に学問あり」もその波に乗りたかったが、私の怠惰のせいでうまく乗れなかった。ほかにも「スポーツぎらい」「ぽてと元年」という連載をしているので、ちゃんと更新したい。書評やエッセイなど、やったことない仕事も今年はできてよかった。

あと、仕方のない理由が多いが、本当に儲からない一年だった。儲からない! 儲からないぞ! とはいえ、周りの人が本当に優しく、いろんな人にご馳走になった。今までやみくもに文章を書いてきたが、少しずつ書き方がわかるようになってきた1年でもあった。儲かってないが、そこはよかった。それにしても、人に助けてもらった1年だったと思う。

ちなみに1年前の記事を読むと、2019年やりたいことをこのように書いていたので振り返りたい。

・ノンフィクションの読書会を2月に1回やる。→3月に1回くらい開催した
・エッセイを継続的に書く。→書けなかった
・スポーツをする。→ジムに通った
・近代以降の世界史と日本史を勉強する。→ちょこちょこ勉強した
・森崎和江の作品をたくさん読む。→『からゆきさん』を買っただけだった。

来年は、

・毎日決まった時間に仕事をはじめる。
・連載を隔月で更新する。
・悪口をあまり言わない。

を目標に頑張りたい。2019年はNetflixでいろいろ見たし、とにかく「いだてん」が面白かった。NHKオンデマンドに入ったので、「100分de名著」もよく見た。ラジオは「空気階段の踊り場」をよく聞いた。2019年は同世代のお笑い芸人がたくさん出てきて面白い。漫画は『水は海に向かって流れる』『ミステリと言う勿れ』が好きだった。

今年の本ではないが、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』と姜英淑『ライティングクラブ』も好きだった。ヌボっとした女が出てくる話をたくさん読みたい。身体が大きかったらなお良いと思う。

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