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広電の歴史講座へ
歴史講座「市内電車の歴史を見る 〜市内線と宮島線を少し〜」
を聴講しに広島市佐伯区民文化センターへ行きました。
広島市を走る路面電車の歴史について、
講師は路面電車倶楽部主宰の加藤一孝先生です。
![](https://assets.st-note.com/img/1708681253501-W0eOFrJLMR.jpg?width=800)
私も日常でよく利用する路面電車「広電」ですが
初めて聞く話も色々ありました。
海田市までの延伸計画や、
予定線だった呉線などは山筋を通って坂までの計画で
測量も行われていたということで、図面も見せて頂けました。
これは現在のクレアラインのバス路線とほぼ重なるとのこと。
講座本編に先立ってお話された、
広島駅前の新線工事にまつわる話も興味深かったです。
工事箇所は低くなっていて通常の高さの電車が通れないので
3年前から、広島駅に乗り入れる全車両のパンタグラフを
Zビューゲルから、高さを低くできるようなシングルアームに
付け替えられているとのこと。
1900形などの旧車もです。ただ、被爆電車でもある652号は
工事完了後に元のパンタグラフに戻すそう。
そして、駅ビル2Fへの傾斜も旧車乗り入れ可能だとのことです。
それから、駅前大橋の渡り線は少しカーブしており
日本には対応したレールがないので
ドイツのレール、鉄の棒をくりぬいたレールを使用。
このレールとレールを連結する技術も日本にはないので
ドイツの技術、テルミット(THERMIT)工法で工事を行った、
その工事の様子を写真と動画で見せて頂けました。
鉄とアルミの合金の粉末を釜に入れて加熱、
レールの継ぎ目部分に設置した型に
テルミット反応を起こした鉄だけが流れ込みます。
面白かったです!!!
貴重なお話、講座をありがとうございました。
会場までは電車と、とても本数の少ないバスを乗り継いで行きましたが、
会場で友人にばったり会って久々に色んな話が出来、
帰りのバスまでの長い待ち時間があっという間でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1708681308889-nmUo394W0x.jpg?width=800)
ここから余談です。佐伯区民文化センターのエントランス前には、
彫刻家の石丸勝三氏による石の彫刻作品が常設展示されています。
私は学生時代、進路に悩んでいるときに、
石丸さんから親身にアドバイスをしてもらったことがあります。
今日、遠くから見てすぐ石丸さんの作品だとわかり、
近寄って、懐かしく有難く眺めました。
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