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術前よりも鼻が大きくなった!!

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

今回は、小鼻縮小術と鼻尖形成術(団子鼻手術)を受けた方からよく言われる『先生、鼻が大きくなってるんですけど!』という事について説明しようかと思います。

『手術して、術前より鼻が大きくなったらびっくりだよね』と当たり前のように言ってましたが、実は他院で手術を受けた患者さんの中には『術前よりも小鼻が広がった』という現実があったりするのです。

これは、どうしてか?というとですね、小鼻を切り取って切り口に無理やり縫い合わせているからなんです。部分的に切り取っているのに、単純に縫い合わせたら、なりますね。そりゃ。
イメージし難くて分からない!と言われそうなので、少し簡単な話に置き換えますね。

例えば、洋服の袖があります。
洋服を着てもらって、両腕を広げた状態で袖口をつまんでおいてもらって、袖の途中の一部分を切り取ります。
その状態(袖口を指で押さえたまま)で、残った袖同士を縫い合わせたらどうなると思います?
寸足らずになるから、袖が細くなって、ぱっつんぱっつんになるじゃないですか。あの状態を小鼻でやらかしてしまうんです。そうすると、小鼻が寸足らずになって、、、、もう想像つきますね。

とまあ、こんな感じの『失敗』になってしまうんですね。
だから、あーして、こーして、こうなってという頭の中のシュミレーションが大事な訳で。これを『デザイン力』って呼んでるんです。

この術前デザインさえきちんと出来れば、かなり想定内の仕上がりになって来るんです。
このへんの話をするとマニアックで、オタクみたいな感じになってしまうので、やめときます。

さてさて、話を戻しますが、こんな失敗例をネットで見た患者さんが、術後の自分の顔を見るとパニックってしまう訳です。
そりゃあ、初めて見るので当然ですけど。という訳で、術後の抜糸の時だと術前と比べると、

こりゃ、術前より鼻が大きくなってる!!って本人的には感じる範囲化かもしれないですね。

でも、これが術後3か月になると、

いい感じに小さくなってますね。
まあ、術後にあたふたするよりも、術前の医者選びの方がよっぽど大事です。

『上手な先生は、失敗しない』ので。
医者選びに失敗しないのが一番大事ですね。


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