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鼻尖形成術(団子鼻手術)後につらい事

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
例によって、この方の術前術後等知りたい方は、私のコラム『美容外科話』に書いてありますので、そちらを読んで下さいね。
さて、今回ご紹介するのは、鼻尖形成術(団子鼻手術)後についてです。

あまり、こういう内容は目を引かないせいか、派手さもないせいかで、書く先生が少ないのですが、実は非常に大事な内容です。
それは、術後の固定についてなんです。

術後のテープ固定ですか?知ってますよ。なんて返事は、患者さんからも頂くのですが、言いたいのは『術後のテープ固定の辛さ』なんです。

これは、経験した人しか知らないのですが、何といっても鼻呼吸が非常にし難く、鼻くそは溜まるし、かさぶたで、さらに呼吸がし難い。

どれくらいかって例えるなら、鼻をぎゅっとつまんで、鼻で息が出来ないような状態を作って、これが5日間。プチ拷問。

抜糸時にテープを外すと、ふーってなります。更に抜糸は、鼻毛を引っ張られているみたいな感じで痛い。なかなかしんどいですね。これだけつらい思いをして、結果はどうかって?これは、本人しか評価できませんね。

自分としては、傷も外につけないし、軟骨も移植しないし、それなりに結果も出るしと思ってやっているのですけど。
美容外科の手術が患者さんの自己満足を目標にしているとしたら、術後の患者さんの満足は、美容外科医の自己満足なのかもしれません。

とにかく、満足してもらうように、私としては、頑張っていますが、術後の辛さは、知らないよりも知っていた方が良い気がします。
テープでの固定は写真で見せますが、最近メーカさんがテープの色を白に変えてしまったので、最近受けられた方は、白いテープです。


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