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その日のわたしと会話する

◯無料マガジンで交換日記をはじめました◯


ともちゃん

日中は日差しが強い日もあるけど、すっかり涼しくなったね。わたしも今回の新月は、ちょうど切り替えのタイミングだったように感じます。珍しく早起きできて、洗濯機を2回まわして、午前中はずっと台所で料理して。「あ〜、暮らしが楽しいよ〜!」って、喜びが内側から湧き上がってくるようだった。なんて幸せなことだろう。ともちゃんちの台所からの景色、いろんな色に染まる窓、思わず想像してしまいました。うちも台所から緑が見えるよ。それだけで嬉しくなっちゃうね。

きっとわたしたちは「暮らし」が好きなんだろうね。趣味は「暮らすこと」と言ってもいいのかもしれない(そんな名前の素敵なお店もあるね、そちらはひらがなだけど)。別に家事が得意でもなんでもなく、むしろ掃除は苦手で、毎日同じ時間に起きることもできないし、料理のレパートリーも決して多くはないわたしだけど、それでも、暮らしが好きだなあと思う。

最近考えてたんだけど、昔のわたしは、いろんな料理を作れることが料理上手だと思ってたんだ。和洋中問わず、なんでもできる人。でも今思う料理上手のイメージは、「食べたいと思う料理を、自分と家族が好きな味付けで作ることができる」という姿。ある人が「レシピ通りに作ることよりも、家族の好きな味に作れることの方が大事」と話していて、なんでも作れることよりも、自分たちが好きなものを好きな味に整えて作ることができる、この力の方が大事なんだ、それでいいんだって思えたの。
たくさんもらったピーマンを前に飽きもせず青椒肉絲を作り続けたのも、この思いがベースにあったからかもしれない!いろんなパターンで食べなきゃって思ってあれこれレシピ探すより、自分たちが好きな料理をひたすら作り続ける、その方がわたしは心地よかったんだよね。同じでいい、同じがいい、これがいいって思った。基本的にさっちゃんも好きな料理だったら頻繁に食べても飽きない人だし(こういう人でよかった……笑)、ピーマンだって年中収穫できるわけではないから。旬のものを浴びるように食べ続ける、こんな豊かなことはないなあと思った長野での初めての夏でした。


畑の草取り30分!頑張ってるね〜!そっか、タイマーかけてやるのいいかもしれないね。ぎゅっと集中できそう。わたしも最近は涼しくなった夕方に、ふらっと散歩に出てるよ。朝行けたらいいなとも思うんだけど、いかんせん起きるのが遅いから、散歩行ってたら午前中があっという間に終わっちゃうのよね(笑)。日常をどう動くのが、どう組み合わせるのが私にちょうどいいだろうって、毎日のように試行錯誤してる。ここ数年YouTubeとかで「モーニングルーティン」を紹介する動画をたくさん見かけるけど、う〜ん、私まだ全然確立されてないなあ。

でもそんな中、希望のような言葉にも出会いました。つい最近、『機嫌よくいられる台所』という本を読んで、これは6人の方が台所のマイルールを紹介してる本なんだけど、人んちの台所が大好物なわたしにはたまらない一冊でした。この本の中で忘れられないのが、「私にとって毎日は全然違うから、ルーティンは苦手なんです」という一言。あたらしい日常料理ふじわらの藤原奈緒さんの言葉です。私にとって、毎日は、全然違う。噛み締めるように何度も何度も目でなぞって、小さく声に出してみた。そうなの、そうなの、そうだったはずなのに、なんでわたしは忘れてたんだろう。
昨日と同じことが、今日もまったく同じペースでできるとは限らない。昨日より体調が悪いかもしれないし、なんとなく気分が乗らないかもしれないし、今日はこの美しい空を眺める時間が欲しいと自分が願うかもしれない。反対に、昨日はあんなにやりたくなかったことが、今日はものすごくスムーズにできたり。毎日は同じようで全然違うから、その日のわたしに合わせて、わたしは暮らしたい。家族だったり仕事だったりの関係でそうも言ってられない人の方が多いかもしれないし、毎日のルーティンが自分を作ってくれる部分もすごくあると思うんだけど、わたしは「その日の」わたしと会話することを忘れたくないなあって、改めて思ったんだ。

ともちゃんは毎朝のルーティンってある?わたしは最近、洗濯物を物干し場に干したあと、ほんの数分だけ瞑想しています。さっちゃんが作業でトンカン音を出してる時はやらないけど、物干し場に出るとだいたい「今日も気持ちいいな〜、ここで座って目をつぶったら気持ちがいいだろうな〜」って思うから、自然と続いてるんだ。でも毎日洗濯しないから瞑想も1日おきとか、もしくは洗濯しなくても、物干し場に出たいなって思ったらドア開けて椅子に座ってぼ〜っとして、その流れで目をつぶってみたり。朝起きてすぐ瞑想やるんだって決めてた時もあったけど、わたしは寝起きが悪いから、そうするとどんどん瞑想が嫌いになるのね……!今は毎日やることにこだわってないけど、こんなふうに気持ちが自然に動く流れで組み込めたルーティンは、きっと続くんだろうなあって思ったよ。


夕飯の時間が遅くなると焦る感じ、すごくわかる〜。片付ける時間が遅くなると洗い物がいつも以上に億劫に感じるし、お風呂入るのも遅くなっちゃって、あ〜今日はいいや〜って見送って、でもすぐ寝ないから結局は寝っ転がってスマホ見ちゃって目が疲れて、なんだよ〜だったらお風呂入って体ほぐした方がよかったじゃんよ〜って後悔したり。1日の終わりに向かってる時間帯に、不要な罪悪感は持ち込みたくないよねえ(いや、罪悪感はいつだって不要かな)。うんうん、ご飯の時間を早くしたいんだったら準備を早くするとか作るのを急ぐとか考えちゃうけど、そうじゃなくて、ご飯までの時間の過ごし方を考える必要があるんだよね。だから一つの行動を変えたいと思ったら、結局は生活全部を見直すことになって。ああでもないこうでもないと調整を続ける中で、なんかうまいことおさまってた!って着地できてるのがわたしも理想だなあ。

インスタリセット(と呼んでみる)、すごく有効だよね。たった一つのアプリを消すだけなのに、めちゃくちゃ解放感がある。適度に距離を取ればいいんだろうけど、その「適度に」っていうのが一番難しいから。なんかわたし、ぽんぽんストーリーをアップしてる時が一番気軽で楽しくて、ほんとはもうストーリー専用アカウントにしてもいいぐらいに思ってる(笑)。1日で消えちゃう儚さ、たまたまタイミングが合った人に受け取ってもらえる偶然性、投稿ほどしっかり書かなくていい自由度の高さ。もちろん、消えちゃうから無責任に書いていいってわけじゃなくてね、なんかストーリーってちょうどいいんだよなあって感じてるんだ。ちょっとラジオ的なのかも。聴いても聴かなくてもそこに流れてるから、自分のタイミングでどうぞ、みたいな。たぶんわたしはそういうのが好きなんだなあ。

アヤコ


◯食卓の引き出し◯

白和え!好きなのに意外と作らないやつ!レシピ嬉しい〜。たぶん一般的なのは、豆腐に白胡麻とか味噌を入れるんだよね。でもわたしは自然食とかマクロビオテックの世界で出会ったタヒニを使った白和えが大好きだから、ともちゃんのレシピ大歓迎です!セロリ入れるのおいしそうだ〜。タヒニっておいしいけど高いから、一回使い切るとしばらく買わないの(笑)。近いうちにゲットしなくっちゃ!

わたしからは、レシピというか好きな調味料の組み合わせで、オイスターソースとマヨネーズの炒めものをご紹介。オイスターソースってそれだけだと味が強すぎるから、使う時は何かと組み合わせることが多いかも。黒酢と一緒に炒めるのもおいしいし、ちょっとこってりしたのが食べたい時におすすめなのがマヨネーズの組み合わせ。マヨなんて加えたらくどいのではと思いきや、やっぱりお酢が入ってるからそこまでくどくならないのね。炒め物にマヨ使うって、邪道というか、なんか負けた気がしてたんだけど(笑)、コクが出てクリーミーになっておいしいんだよね〜。いつもよりガッツリ系な味にしたい時、ぜひやってみてね。

ピーマンと卵のオイスターマヨ炒め

フライパンをカンカンに熱し、溶いた卵を一気に流し入れる。木べらで外側から内側に寄せるように卵に火を入れて、半熟のうちにお皿に取る。ピーマンと長ねぎを炒めて、好みの焦げ目がつき始めたら卵を戻して、オイスターソースとマヨネーズを入れてさっと混ぜ合わせる。卵を厚揚げで作ってもおいしいよ。黒胡椒をガリガリ挽いて召し上がれ。

今回は写真なし〜。このコーナー、基本は写真なしでいいと思ってるよ!青椒肉絲はピーマンの量を記録しておきたくて撮ったけど、わたしも夕飯の写真って普段はほとんど撮らない。作ったらすぐに食べたいっていうのもあるし、夜の照明の中でいい感じに撮るのが苦手で。ともちゃん盛り付け苦手?全然そんなふうに感じたことなかったよ。わたしも決して得意ではないので安心してね。あと、隣で待たれてる中で写真撮るのも苦手〜。この間の青椒肉絲、ほんとは撮り直したかったけど、早く食べたくてうずうずしてる人が隣にいたからできなかった……!