見出し画像

私がウイスキーを好きと言うと引かれるのをなんとかしたい件

ウイスキーが好きだ。
でも、飲み会で「どういうお酒が好き?」と振られた時に
ウイスキーが好きと言うと、いつもどうしてか周りからぎょっとされてしまう。
そして一瞬の間が空いて、
「かっこいいですね」「酒豪だなぁ」「大人っぽ〜〜い」
などと苦し紛れなリアクションが返ってくるので、いつも居た堪れない気持ちになって、場合によっては「言わなければよかった」と後悔する。

なぜこうなるのか調べて見ると、
ウイスキーには男らしい・渋い・かっこいい
と言うイメージあって、
そんなウイスキーを飲む女性は、かっこいい・自信家・隙がない
という印象になるらしい。

さらに、
「ウイスキーを飲んでるような女は、
男はお酒について教えることもできないし、
俺より酒が強そうなので可愛げが無く、いくら美女でもモテない」
といった意見まである……!!

こんなことを思う男にはモテなくて大丈夫なのだけど、
一般的に、ウイスキーはハードボイルドなイメージが多少あるだろうし、癖の強いツウ好みな銘柄もあるので、どうしてもそちらのイメージに引っ張られるのかもしれない。

ただ、こちらは決してイメージ作りでウイスキーを飲んでる訳では無いので、
本当にこうしたイメージで見られるとしたら不本意だな、と感じる。

だから、そんなウイスキーに存在する少し偏ったイメージを和らげたい。
もっと、一般的なお酒として楽しめて、オープンなものになってくれたらと思うのだ。

ウイスキーの良いところ

1,香り
なんと言っても、銘柄を選べば甘くて良い香りがするところだと思う。
同じ蒸留酒の焼酎と比べても、はっきりと甘い香りがする。
香りだけなら、お酒の中でもかなり女性的な部類だと思うのだ。
バニラビーンズにハニー、チョコレート、
オレンジや桃、マンゴーなどフルーティな香りのものまで、色々ある。
そして、
(ワインや日本酒は悪酔いするので蒸留酒を飲みたい)
(甘いカクテルは太りそう)
そんなときの選択肢に、ウイスキーは最適なのだ。
どの銘柄が良いかわからない時は、バーテンダーさんに「甘めのウイスキーをください」と言えば、おすすめを順序よく出してくれる。
様々な香りのものを飲み比べてお気に入りを探すのは、紅茶やコーヒーのようで楽しい。

2,楽しみ方
ウイスキーは、ビールやカクテルのように、冷たいうちに早く飲まないと大きく味を損ねるということは少ない。
ロックでオーダーして、氷が溶けて好みの濃度になるまでじっくり飲んでも良いし、そこからさらに薄まっても、水割りのように飲める。
一次会でビールばかり飲んでお腹がタプタプになっている時、マイペースに飲めるウイスキーはありがたい存在なのだ。

3,ボトルがかわいい
ウイスキーのボトルは基本どれもおしゃれなので、インテリア雑貨的な楽しさがあると思う。ウイスキーの琥珀色は、今流行りのインダストリアルや男前インテリアなどと特に相性が良さそうだ。
特に私が好きなボトルは、以下のような系統のデザインで、これなら、女性の部屋にあっても違和感は少ないと思う。

ザ マッカランファインオーク
ボウモア

……そして私はウイスキーを、フランフランの雑貨、コスメ、アクセサリーと共に飾っている。

おうちでの手軽な楽しみ方

本当はバーに行って、バーテンダーさんに色々お勧めされながら飲むと楽しいのだけど、一人でバーに行くのは私でも気が引ける。そこで、おうちで手軽に楽しめる方法を簡単に書いていこうと思う。

  • おすすめのウイスキー銘柄
    ネットを見ていて「飲みやすい」と言う意見が多く、私も飲みやすいと感じたのは以下の銘柄。アルコールの辛味が少ないのが共通点かもしれない。
    ・デュワーズ 12年
    ・シーバスリーガル ミズナラ
    ・グレンモーレンジィ オリジナル
    バニラ系の香りがするもっと甘いウイスキーもあるので、もし興味があれば「ウイスキー 甘い」あたりでググっみて頂けると嬉しい。

  • おすすめの飲み方
    ジュースならなんでも割れる
    お馴染みのジンジャーエールやコーラ、トニックウォーターで割っても良いし、フルーツジュースと割っても美味しい。
    特におすすめはアップルジュースかなと思う。

    紅茶割り
    ウイスキーは紅茶ととても相性が良く、冬はホットで飲むと温まるのでぜひおすすめしたい飲み方。
    作り方は紅茶にお好みの分量のウイスキーを入れるだけ。
    紅茶の種類はストレートでもミルクでもレモンでもピーチティでも、なんでもOK.
    もしあれば、アマレット(杏の洋酒)を少し添加しても美味しいし、
    蜂蜜や生姜、シナモンなどのスパイスと相性は◎だ。

  • 甘い系ウイスキーにおすすめのおつまみ
    甘い系のウイスキーには、同じく甘いおつまみがおすすめ。
    おつまみというか、お菓子?
    ・チョコレート
    ・ドライフルーツ
    ・ハニーナッツ
    ・クッキー
    ・カスタードプリン
    ・ベイクドチーズケーキ
    ・モンブラン
    余談だが、お菓子作りをして余った手作りカスタードクリームにウイスキーを垂らして舐めると「うまー!」と幸せになれるので、機会があればぜひ!

ウイスキーをいろんな人の身近に感じてもらうために

ウイスキーは上記で紹介したような甘い香りのものから、ツウ好みな癖の強いものまであり、懐が広いお酒だと思う。
にもかかわらず、男性的なイメージに引っ張られてウイスキーの間口が狭くなってしまうのは、とても勿体無いんじゃ無いかと思う。

と、いくら私がここで言ったところで、例えば「ここはスタバか?」といえるハードルで女性が入れるバーは存在しないし、TVCMでは「ウイスキーがお好きでしょ」のBGMに合わせて綺麗な女優さんが微笑むあたり、ウイスキーは男性のものなのかな、と感じて少々寂しい。

だからお酒メーカーの企画の人には、「表参道のカフェかよ!」みたいな内装のバーを企画してくれないかなと思うし、「ウイスキーがお好きでしょ」の曲に乗せて、イケメン俳優に微笑んでもらっても良い筈では?と思う。
また、「ほろよい」とかの雰囲気でウイスキーのコマーシャルがあっても良いんじゃないのかな、などと思ったりしてしまうのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?