やっぱりAIだよね 8

前回に引き続き確率に関するお話です。

◆条件付き確率

同時確率と似たものに「条件付き確率」というものがあります。
同時確率は、事象Aと事象Bが起きる時それぞれの事象に干渉することはありません。(2つのサイコロを振った時にAのサイコロで1が出たからBのサイコロでは3が出る!なんてことはないですよね)
このように一方の事象がもう一方の事象に影響を与えないことを「独立」といいます。条件付き確率はそれとは違い、ある条件下(事象Aが起きたとき)で事象Bが発生する確率のことを言います。
今回は迷惑メールの振り分けを例に考えてみましょう。

例えば受信トレイに入っているメールを、迷惑メールか・そうでないメールか、に振り分けたいとします。
受信トレイの中には日本語で表記されているものが100通、ロシア語で書いてるものが30通あるとします※ここではロシア語を表記しましたが、ロシア語と迷惑メールとは何の因果関係もありません。
このメールのうち、日本語のメールには10通、ロシア語のメールには20通の迷惑メールがあったとします。
条件付き確率では迷惑メールがロシア語で書いてある確率を求めます。

メール全体ではなく、迷惑メール全体で考えるのがポイントです。
同時確率をごっちゃになりそうなので注意しましょう!

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