やっぱりAIだよね 12
今回は行列に関してです。
◆多次元(行列)の足し算引き算
行列は、数を二次元に並べたもので、横の並びを「行」縦の並びを「列」と言います。
↑のような行列は行が2、列が3あるので「2行3列」と数えます。
行と列が同じ行列を正方行列といいます。
行列通しの足し算引き算では、同じ位置の数字同士を足し算したら引き算したりします。
これからわかるように、行列同士の足し算・引き算は行と列の数が同じでなければいけません。
◆行列の掛け算
行列通しの掛け算では、左側の行と右側の列同士の要素を掛け、その数字を足した数が一つの要素となります。
pythonを使うと簡単に計算することが出来ます。
import numpy as np
A = np.array([[1,2,3],[4,5,6]])
B = np.array([[4,7],[5,8],[6,9]])
print(A.dot(B))
⇒[[ 32 50]
[ 77 122]]
print(A @ B)
⇒[[ 32 50]
[ 77 122]]
python3.5以降であれば@演算子を使って書くことが出来ます。
行列通しの掛け算では左右の行列を入れ替えてしまうと出力結果も変わってしまうので注意。
また、正方行列同士であれば良いですが左側の列数と右側の行数が一致していないと計算できません。
今回はここまで。
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