いつまでもメソメソしてるんじゃない 疲れるから自分で持ちな

今日は「寄生獣」を読む1日だった。連載されていたのは20年以上前とかで、結構古い作品だ。
しかし、古さを感じるかと言われるとそんなことは全くなく、限りなく洗練されているのよ。全10巻だし。

物語は、ある日、宇宙から寄生生物が飛来して、男子高校生である泉新一の右手に寄生する場面から始まる。

この寄生生物は「ミギー」なんて名付けられて、泉新一のバディという立場になっていく。

岩明均「寄生獣」より

しかし、ミギーはあくまで宇宙から来た、人間とはまったく価値観の違う生物。

新一に協力しているのも、宿主である新一本体が死んでしまえばミギーも一緒に死んでしまうからに過ぎない。自らの命を守るためなら、新一の友達が死ぬこともいとわなかったりする。
新一がミギーの命の危険につながるような行動を取ろうとしたときには、新一の家族を殺すと脅してきたりもする。この緊張感がいいんすよね。

ミギーの性格は、作中でもどんどんと変化していく。わかりやすくいえば、人間の気持ちを理解していき、新一の良き友人になっていく。しかし、過度にウェットなシーンがあるわけではなく、その描かれ方も抑制が効いている。

なんか上手いことを書こうとしたんですが、面白いから読んでください以上のことは思いつきませんでした。
さようなら。


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